S/N比向上に加え、使い勝手も良好に
SE-U55X、GX-D90
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写真5 「SE-U55X」は50(W)×166(D)×216(H)mm とスリムでコンパクトなボディだ。本体重量は600gと軽いので、置き場所によってはケーブルのテンションで本体が動いてしまうことがあるかもしれない。 |
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写真6 右はMA-500Uに付属するシンプルなリモコン。左はSE-U55Xのリモコンで、標準添付される「CarryOn Music 2.70」のコントロールができる。これは「CarryOn Music REMOTE」に含まれるリモコンと同じものだ。 |
前作「SE-U55」をブラッシュアップし、さらに高機能なUSBサウンドシステムとなったのが「SE-U55X」(
写真5)である。SE-U55との主な違いは
- VLSCの採用でS/N比(信号とノイズとのレベル差のことで、数値が大きいほどノイズレベルが低く音質が高いことを示す)が100dBから110dBへと向上
- 同軸デジタル入力端子を光デジタル入力端子に変更(2系統光入力)
- 光デジタル出力端子を1つ追加(1系統同軸/3系統光出力)
- 標準装備のリモコン機能で、標準添付の統合型(再生/録音/CDライティングに対応)音楽ソフト「CarryOn Music 2.70」の操作が可能
――といった点だ。特に(4)のリモコン機能が使い勝手を向上させている。MA-500Uのようなオーディオアンプ機能はなく、そのぶんリモコンやCarryOn Musicを標準添付することで操作面での充実を図っている。ただし、MA-500UがMac OSにも対応しているのに対し、SE-U55Xの対応OSはWindows 98 SE/Me/2000/XPで、Mac OSには未対応。
7月中旬には、デジタルアンプ内蔵アクティブスピーカ「GX-D90」の発売が予定されている。GX-D90は、デジタル入力(光/同軸排他制御)×1、アナログ入力×1を装備した製品だ。SE-U55Xとデジタル接続することで、高音質なサウンドを楽しむことができそうだ。
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写真7 SE-U55X正面下部の黒く見える長方形はリモコン受光部。その上にある灰色のカバーがかかった端子は光デジタル出力端子で、MDやDATでサウンドを録音する際に便利だ。 | | 写真8 SE-U55Xはバスパワーで動作するが、PC側から500mA以下の電流しか供給できない場合には別売りのACアダプタを接続する必要がある。中央やや上が電源端子。 |
SE-U55Xの主なスペック |
製品名 |
SE-U55X |
S/N比 |
110dB(LINE OUT) |
デジタルサンプリング周波数 |
32/44.1/48kHz |
インターフェイス |
アナログ入力×1、アナログ出力×1、光角型デジタル入力×2、光角型デジタル出力×2、同軸型デジタル出力×1、ヘッドフォン出力×1、マイク入力×1、USB×1 |
サイズ |
50(W)×166(D)×216(H)mm |
重量 |
0.6kg |
GX-D90の主なスペック |
製品名 |
GX-D90 |
定格周波数範囲 |
48Hz~90kHz |
最大出力 |
15W+15W |
デジタル入力サンプリング周波数 |
32/44.1/48/96kHz(24bit対応 |
サイズ |
123(W)×左:178(D)、右:195(D)×229(H)mm |
重量 |
左:1.7kg、右:3.2kg |