このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

COOLPIX 4500

COOLPIX 4500

2002年08月26日 10時42分更新

文● アスキーPC Explorer編集部・行正 和義

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

撮影サンプル&総評

 シーンモードや決定キーの変更、全体的にスリムになったボディデザインなど、より親しみやすい製品にしようとする工夫が見られる。しかし、従来どおりのダイヤルによる操作性(別のボタンを押しながらダイヤルを回転させて選択)が操作の大半を占めており、機能選択がすばやくできて便利な反面、非ニコンユーザーにはちょっと触っただけでは分かりにくいところもある。

撮影サンプル1。解像感は良好で、背景のボケ具合にも不自然さは少ない。元画像は2272×1704ドットで、左は全体を640×480ドットに縮小、右は640×480ドットでトリミングしたもの。

撮影サンプル2。レンズ面から2cmまでピントが合うマクロと回転レンズ機構は強力で、自然撮影に威力を発揮する。同社デジタルカメラの特徴として赤が強めに出る傾向にある。元画像は1704×2272ドット。

撮影サンプル3。オートホワイトバランスはかなりうまく働く。日が傾いた状態で全域が赤茶けた被写体だが、日中と判断され空が青のまま残った。元画像は1704×2272ドット。

撮影サンプル4。赤みは強めに出ているが、再現色を優先した堅実な色作りは好感が持てる。元画像は1704×2272ドット。

 レンズや液晶モニタが回転するタイプのデジタルカメラは、アングルの自由度が高くさまざまな用途で便利に使える。従来からの無骨で実用本位という印象を拭いつつ、400万画素化とともに小型化と機能強化を図った4500は、回転レンズ/回転液晶方式の製品群の中では最強のデジタルカメラだ。

COOLPIX 4500の主なスペック
製品名 COOLPIX 4500
撮像素子 1/1.8インチ有効400万(総413万)画素CCD
レンズ 光学4倍ズーム、f=7.85~32mm(35mmフィルムカメラ換算38~155mm相当)、F2.6~5.1
記録媒体 CF TypeII(microdrive対応)
記録画素数 2272×1704/2272×1520(3:2)/1600×1200/1280×960/1024×768/640×480ドット
液晶モニタ 1.5インチ低温ポリシリコンTFT(11万画素)
動画記録 320×240ドット(15fps)、最長35秒
シャッター速度 60(バルブ)~1/2300秒
絞り F2.6~F7.5(開放側、1/3EVステップ10段階)
インターフェイス USB、DC入力、AV出力、外部フラッシュシンクロ端子
電源 専用リチウムイオン充電池(付属)、2CR5リチウム電池
本体サイズ 約130(W)×50(D)×73(H)mm
重量 約360g(本体のみ)

競合製品レビュー

Digital Revio KD-400Z DiMAGE F100
コニカ「Digital Revio KD-400Z」レビューミノルタ「DiMAGE F100」レビュー
Cyber-shot DSC-P9 FinePix F601
ソニー「Cyber-shot DSC-P9」レビュー富士写真フイルム「FinePix F601」レビュー
ペンタックス オプティオ430 COOLPIX 5000
旭光学工業「ペンタックス オプティオ430」レビューニコン「COOLPIX 5000」レビュー
PowerShot S40 Caplio RR1
キヤノン「PowerShot S40」レビューリコー「Caplio RR1」レビュー
PowerShot G2 QV-4000
キヤノン「PowerShot G2」レビューカシオ計算機「QV-4000」レビュー
CAMEDIA C-4040ZOOM Cyber-shot DSC-S85
オリンパス光学工業「CAMEDIA C-4040ZOOM」レビューソニー「Cyber-shot DSC-S85」レビュー
Allegretto M81

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン