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Allegretto M25

Allegretto M25

2002年01月09日 12時59分更新

文● アスキーPC Explorer編集部・行正 和義

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Allegretto M25

東芝

オープンプライス(同社直販価格2万9800円)

アルカリ乾電池の約5倍の容量を持ち、デジタルカメラに適したニッケル乾電池を発表した東芝が発売した「Allegretto M25」は、初心者向けの低価格デジタルカメラだ。価格はオープンプライスながら、同社オンラインショップ「モバイルAVオンラインショッピング」で2万9800円で販売されている。

簡単操作とホールドしやすいボディ

同心円の形状をしたデザインが目を引くフロンとフェイス。レンズを中央にレイアウトしているため両手で持ったときのバランスがいい。
 M25は、光学3倍ズームレンズと1/2.6インチCCDという200万画素クラスのデジタルカメラとしては平均的なスペックを持つ。箱型のボディの中央部にはレンズが配置されており、ボディが厚め(55mm)ということもあってホールド性はなかなかいい。

 上面にはシャッターボタンとモードダイヤル、マクロ/セルフタイマー、フラッシュモード、記録画素数の切り替えのボタンが並ぶほか、モノクロ液晶モニタも用意されており、背面のカラー液晶を見ることなく撮影メニューの多くを設定できる。



電源を入れてレンズがわずかに伸張した状態。上面のモノクロ液晶とその手前の3つのスイッチだけで撮影時の設定のほとんどが行える。

フロントと同じく円形のモチーフがカーソルや光学ファインダに用いられている背面。液晶モニタにマニュアル撮影モードでのメニューを表示している(被写体にオーバーラップ表示される)。
 背面にはカラー液晶モニタと電源、ズーム、画像削除およびカーソルボタンが並ぶシンプルな構成だ。カーソルは丸い1つのボタンを上下左右に傾けるほか押し込むことができる5WAYタイプで、撮影や再生の際には↓を押すことでメニューを呼び出すようになっている。カーソルだけでメニューの操作が完結しているのは面白いが、撮影中にカーソルボタンに指が触れて思わぬひょうしにメニュー表示になってしまいやすいのが気になった。

 電源を入れるとレンズは5mmほど伸張し、約5秒で撮影可能となる。マクロでは約8cm~∞に合焦するなど、マクロモードにしたまま(通常モードに比べて合焦は遅くなるが)遠景を撮影しても撮影ミスにならない工夫がされている。

 撮影時に、上面のダイヤルを「撮影(カメラマーク)」にすればプログラムAE、「M」にすればマニュアル撮影が可能となる。マニュアルといっても、液晶画面上にホワイトバランスと露出補正の2つのメニューが表示され、それぞれを変更できるだけ。ホワイトバランスは昼間/蛍光灯1(白色)/蛍光灯2(暖色)/白熱電灯の4種類、露出補正は0.3ステップで±1.5EVの変更が可能だ。

 CCD感度の設定はメニュー内でISO100/200/400相当を指定できるが、オートでの増感機能はない。シャッター速度はプログラムAEの場合は1~1/1000秒となっており、マニュアル指定はできないが、メニューから「長時間露出」(夜景撮影)を選択した場合は1秒/2秒を指定できる。このほかの撮影機能としては、1画面を16分割して連写(約5コマ/秒)する「マルチ連写」が用意されているのみだ。



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