このページの本文へ

年内絶望じゃなかったの?! デュアルAthlonマザー「A7M266-D」が驚きのなか少量デビュー!

2001年12月27日 00時00分更新

文● 池田公一

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷
お待たせしました!

 '01年最後の話題製品のひとつとして期待されながら、度重なる出荷延期で落胆と混乱をもたらしてしまったASUSTeK製のデュアルAthlon MP対応マザーボード「A7M266-D」が、突然アキバに現れた。USBまわりにバグを抱えたサンプル品が一部出回っただけで正式出荷は1月に入ってからという発表が代理店からあった直後ということもあり、入荷したショップでは驚きをもって迎えられている。



削られたUSB端子

 今回登場したA7M266-Dは、既報のとおり搭載するAMD-760MPXチップセットのSouth Bridge“AMD-768”内部USB1.1コントローラが使用不可になっているもの。リビジョンはサンプル品の1.02から1.03へと上がり、PS/2端子のすぐ近くにあるはずのUSB1.1端子が削除されている。また、削除されたUSB機能の代替としてPCI接続のUSB2.0インターフェイスカードが新たに同梱された。


バックパネル部から削られたUSB端子と、リビジョン1.03の表記
削られたUSB端子(上から)REV.1.03
上段は同梱のUSB2.0インターフェイスカード「PCI-USB2」とドライバディスク。下段はパッケージだ。パッケージ上に“Special Note”として、4ポート仕様のUSB2.0カードを同梱する旨が書かれたシールが貼ってある
PCI-USB2ドライバディスク
パッケージおことわり
保証書
代理店による保証書。れっきとした製品版だ

 今のところUSBコントローラ以外に不具合は報告されていないため、USB1.1端子を使うつもりがない人や、USB2.0カードの購入を検討していた人なら、保証のついた正式な製品版として十分に購入対象となるだろう。しかし一方で、USBデバイスを使うためだけにPCIスロットを1つ奪われてしまうと考える人にとっては“不具合のある部分を使わなくすることで問題回避”という一時しのぎの苦肉の策に映るかもしれない。なお、入荷数は各店1~2枚と極めて少量。高速電脳など一部ショップによると「初回入荷分は “発売遅延のおわび”として代理店がなんとか出してきたもの。本格的な流通開始は1月8日以降」とのこと。次回入荷も“USB2.0カード同梱版”になるようで、South Bridgeを換装版の登場にはもう少し時間がかかりそうだ。


27日現在の価格情報
価格ショップ
\33,500コムサテライト1号店
\33,800高速電脳(完売)
コムサテライト3号店
RockValley(完売)
\34,800USER'S SIDE本店(入荷。28日発売予定)
\37,800TWOTOP 1号店
【関連記事】
【取材協力】

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

ASCII.jpメール アキバマガジン

クルマ情報byASCII

ピックアップ