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Big Drive対応のUltra ATA/133 IDE RAIDカードが展示開始、年内にも登場予定

2001年12月14日 23時50分更新

文● 小磯

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FastTRAK TX2000

 13日にとうとう137GBの壁を超えたIDE HDDにあわせるように、137GB以上のHDDをサポートする“Big Drive”技術対応のIDE RAIDコントローラカード「FastTRAK TX2000」がPromiseから年内にも登場するようだ。展示を始めている高速電脳によると、予価は1万6000円程度だという。



PDC20271

 実際に動作テストを行ったという若松通商LAN/PLAZAによると、Acard製Ultra ATA/133対応IDE RAIDカード「AEC-6880」では、Maxtor製の160GB HDD「4G160J8」を127GBまで(※1)しか認識できなかったとのこと。一方で、FastTRAK TX2000と同じくBig Driveに対応するPromise製のUltra ATA/133インターフェイスカード「Ultra133 TX2」では160GBを問題なく認識できたとのこと。単純なIDEコントローラではないRAIDコントローラの場合、チップレベルでBig Driveに対応する必要があるようだ。つまり、IDE RAIDコントローラチップに“PDC20271”を搭載するFastTRAK TX2000は、137GB超級のHDDをサポートする初のIDE RAIDカードということになる。4G160J8や、今後登場するだろう137GB以上のHDDでIDE RAID環境を構築したい場合、今のところは必須となりそうな気配だ。

※1 127GBまで 1MBを1024KBとするか、1000KBと見るかから生じた誤差と思われる。実際のところ、1024KB時の127GBは1000KB換算時に約130GBと、若干の誤差が生じているのだが。



Windows XP対応
ドライバはWindows XPにも対応している

 なお、Ultra ATA/133とBig Drive対応以外の仕様は従来製品と変わらず、チャンネル数は2で、合計4台のIDE HDDを接続可能。RAIDレベルは0/1/0+1に対応している。



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