(株)イー・ブリッジ、インフォテリア(株)、(株)クレオの3社は12日、異なるアプリケーション間でコンタクト情報を記述・交換するためのXMLフォーマットの新仕様“ContactXML(コンタクト エックスエムエル)”を共同開発し、標準化に向けて、公開仕様とすると発表した。同時に標準化プロジェクト“ContactXML.org”を設立し、ベンダーやユーザーを幅広く募り、仕様の普及を推進する。
“ContactXM”は、電話番号や住所などビジネスで必要な連絡先を記述するために、標準的なXMLデータフォーマットである“XMLボキャブラリ”として開発し、シンプルなデータ交換からインターネット上でのサービス連携までを行なえるようにする。これにより、システムやデータの管理形態に依存しないコンタクト情報の交流環境が可能になり、各種の宛名管理ソフト、名刺管理ソフト、メールソフト、個人情報管理ツールなどのデータ連携が容易になるとしている。
3社は、各社のアプリケーション製品やサービスに“ContactXML”を採用するとしており、XMLコンソーシアムに仕様を提案し、市場での標準化と普及を促進する。クレオでは、宛名管理ソフト『筆まめ』を“ContactXML”に対応させ、利便性の高い製品の開発を推進するという。将来は、インターネット標準技術を利用して、自動的にデータの連携を行なうための枠組みを策定する予定としている。