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日本SGI、独自のバーチャルコンセプトカー“Suggesti”を発表

2001年11月22日 15時19分更新

文● 編集部

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日本SGI(株)は21日、同社独自のバーチャルコンセプトカー“Suggesti(サジェスティ)”を正式発表した。

“Suggesti”は、国内製造業向け営業体制を強化するために制作されたもの。同社は、自動車業界を中心とした製造業向け設計・開発システムのデモと提案において、原寸大の具体的なモデルとして使用し、デジタルデザインやデジタルエンジニアリングのプロセスやコラボレーション環境の有効性や重要性を実践的に紹介していくという。サイズは幅1800×長さ4025×高さ1350mm。次世代のプレミアムスポーツカーとして、セダンやワゴンと異なる新しいカテゴリーの車というコンセプトのもと、(株)未来技術研究所の協力を得てデザインしたという。

“Suggesti”
“Suggesti”

Suggestiによるデザインレビューでは、デジタルデータという特徴を生かし、三次元空間で前後左右上下などあらゆる角度からの車体検証が可能となる。内装も表示できるほか、背景を変化させ、景観と車の調和性も検証できる。空力解析では、製品開発段階での数値計算(CAE)の結果を総合的に検証できる。

同社は、製造業向けに、デザイン、エンジニアリングなどの一連のプロセスで生成されるさまざまなデータを可視化し、効率よく共有できる施設“SGI Reality Center”を提供している。これにより、情報共有が可能となり、より確実な検証や問題点の迅速な発見が可能になるという。

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