エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ(株)は6日、インターネット総合サービス“OCN”における迷惑メール対策の強化を発表した。
これは、迷惑メールがここ数ヵ月の間に急速に増加し、加入者の電子メール送信の配送に著しい遅れが発生するといった問題に対処するために実施するもの。OCNで複数契約を行なっている契約者が、ある契約(契約者名義)で義務違反を犯した場合、ほかの契約に対しても一括で利用停止や解除ができるようにする。従来は個々の契約ごとに対処しなければならなかった。
今後、2001年度中をめどに他事業者/プロバイダーと連携して迷惑メールを排除できるように情報連絡窓口を設置するとともに、2002年1月までに大量メールの影響を受けないメールシステムの構築を行なうほか、2002年2月までに迷惑メール受信拒否機能を提供するとしている。また、迷惑メールの送信者に対する法的措置についても検討しているという(実施時期は未定)。