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Socket423+SDRAM+P4X266=V845PRO?ナゾのチップセット搭載マザー第2弾がナゾのベンダから

2001年10月26日 21時18分更新

文● 小磯

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TM-VP4L

 先週、未発表の「V845PRO」チップセットを搭載するとうたうマザーボードがECSから登場したが、その正体が判明しないままに第2弾がアキバに現れた。しかも今回は「Totem」というマザーボードベンダ名すら日本ではほとんど馴染みがないという、なかなかミステリアスな一品。TotemはVIA製やSiS製など、互換チップを搭載するマザーボードを積極的にアジア市場で展開しているベンダ。国内ではほとんど出回っていない、極めて製品登場率の低いベンダだ。



V845PRO

 そんなTotem製“V845PRO”マザーボードはMicroATXフォームファクタを採用した「TM-VP4L」という製品。North Bridge“VT8753”+South Bridge“VT8233”という構成は「P4X266」チップセットそのものだが、マニュアル上でVT8753はV845PROとして説明されている。
 ここで先週のECS製「P4VXAS」と比較してみると、ソケット形状がSocket423、メモリスロットがSDRAM用だという点が共通だということに気づく。サンプル数は少ないものの、このことから推測できるのは「Socket423+SDRAM版のP4X266マザーボードを台湾の一部マザーボードベンダがV845PROと呼んでいるのではないか」ということだ。SDRAM版ゆえにi845マザーボードと似たような名称になったのかもしれない。Socket423+SDRAM+P4X266という構成は国内ではニッチの極みだが、台湾ではとにかく安価にPentium 4を組めるとして一定の地位を築いている可能性はある。


North BridgeはP4X266と同じくVT8753だ
TM-VP4LVT8753+VT8233
なんとなく歪み気味のヒートシンク留め

 そのDIMMスロットは3本で、レジスタードSDRAMなら最大3GB、アンバッファードなら最大1.5GB搭載可能。拡張スロットはAGP×1、PCI×3、CNR×1となっている。ネットワークコントローラ「RTL8100」を搭載し、価格はOVERTOPで1万5800円。



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