ようやくベアボーンキットこそ登場してきたものの、未だ対応するスリムタワーケースが登場していないPentium 4。そんな状況にも関わらず、FlexATXフォームファクタを採用するPentium 4用マザーボードがASUSTeKから登場してきた。
世界初登場となる製品の型番は「P4B-FX」。i845チップセット搭載マザーボード「P4B」のバリエーションモデルという位置づけの製品だ。拡張スロットはAGP×1、PCI×1、CNR×1で、DIMMスロットは2本(最大2GB)という構成になっており、これにオンボードでRealtek製の10/100Base-TX対応ネットワークコントローラ、AC'97コーデックを搭載したらボード上に余裕はほとんど感じられないほど。ボード全体の1/5を占めているであろうCPUクーラー用台座が、19.05×22.86cmという小型サイズのマザーボード上に搭載されているさまはことさらにインパクトがある。
ネットワークコントローラ「RTL8100B」。なお、ボード上だけでなく、BIOS上にもオーバークロックに関する設定は用意されていない |
Pentium 4の発熱量や、ビデオ機能を内蔵していないことを考えると、P4B-FXをベースにPCを組む際の自由度はそう高くない。それだけに、使う側のセンスやアイディアが試されそうなマザーボードだ。使う人が使えば、突拍子もないデザインの小型PCが生まれるかも?
価格はTWOTOP 1号店で2万3800円。電源はATX12V対応のものが必要となっている。
【取材協力】