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SoundBlaster Audigy

SoundBlaster Audigy

2001年10月02日 00時00分更新

文● 松本

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上位モデルにはAudigy Driveが付属

 Audigyシリーズは、全3モデルがラインナップされている。カード自体はすべて共通で、付属する入出力インターフェイスとバンドルソフトに違いがある(対応OSはWindows 98 SE/Me/2000)。
Audigy Drive
黒塗りの「外付けAudigy Drive」。ヘッドフォン端子(標準プラグ)と専用ボリュームが用意されているのは嬉しい。
 最上位の「Platinum eX」(3万8800円)には、デジタル/アナログの音声入出力端子やMIDI端子、IEEE1394端子、ヘッドフォン端子を装備した「外付けAudigy Drive」が付属し、「Audigy拡張カード」を介してAudigyカードと専用ケーブルで接続する。Audigy Driveにはリモコンの赤外線受光部があり、付属のリモコンを使えば、音楽ファイルやCDの再生、音量調節、Internet Explorerなど一部アプリケーションの操作をPCから離れて行える。



Audigy Driveの背面
外付けAudigy Driveの背面。PCから離して設置できるので、5インチベイ内蔵タイプよりも音質への影響が小さい。

 ミドルレンジの「Platinum」(2万9800円)には、5インチベイに内蔵する「Audigy Driveフロントパネル」が付属している。こちらは、Live!シリーズのオプション「Live! Drive IR」と同じ形状で、機能的には外付けAudigy Driveとまったく同一となる。しかし、PC本体にパネルを内蔵するより、外付けボックスのスタイルを採っているPlatinum eXのほうが、音質的には有利だ。実際、外付けAudigy Driveは金属製の黒いケースで内部基板が完全に覆われているが、Audigy DriveフロントパネルはPC本体内部でAudigyカードと結線する必要があるため、基板が半分以上露出してしまっている。その分、ノイズの影響を受けやすい。Platinum eXとPlatinumのバンドルソフトはほぼ共通なので、9000円の価格差は主にこのユニットにある。
 廉価モデルの「Audigy Digital Audio」(1万8800円)にはこうしたパネル型のユニットは付属せず、コンパクトな外付けインターフェイスユニット「デジタル入出力モジュール」と、このモジュールとAudigyカードを接続する「光デジタルインターフェイスカード」が同梱されている。どちらもLive!シリーズに採用されていたオプションと同等のもので、前者のモジュールには光と同軸の入出力端子が1系統ずつ計4つ搭載され、後者のカードにはライン入力とMIDI端子、デジタルDIN端子(クリエイティブ製スピーカとの接続用)、モジュール接続用端子が装備されている。

Audigyシリーズのバンドルソフト一覧
製品名 SoundBlaster Audigy Platinum eX SoundBlaster Audigy Platinum SoundBlaster Audigy Digital Audio
各モデル共通 専用コントロールパネル「AudioHQ」/タスクバー型エフェクトセレクタ「Creative TaskBar」/専用診断ツール「Diagnostics」/マルチメディア再生「PlayCneter 3」/録音ユーティリティ「Creative Recorder」/MD録音用ユーティリティ「MiniDisc Center」/音量コントロール「Surround Mixer」/リモコン制御「Remote Center」/波形編集「WaveStudio」/サウンドフォントユーティリティ「Vienna SoundFont Studio 2.3」/Ethernetエミュレータ「FireNet」/Audigyデモ「Audigy Experience DEMO」/EAXデモ「EAX Advanced HD Goldmine DEMO」/チュートリアル「Audigy Quick Start」
各モデル独自 3Dミュージックビデオ制作「Oozic Reactor」/ビデオ編集「Ulead Video Studio 4.0 SE Basic」/オーディオシーケンサ「CubasisVST」(英語版)/オーディオ編集「WaveLab Lite」(英語版)/オーディオ編集「ReCycle Lite」(英語版) 3Dミュージックビデオ再生「Oozic Player」
ループサウンドシーケンサ「ACID STYLE 2.0」(英語版) ――

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