このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

デジカメNinja 2002 for Windows

デジカメNinja 2002 for Windows

2001年10月18日 00時00分更新

文● 遠藤

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

デジカメNinja 2002 for Windows

アイフォー

6800円

アイフォーの「デジカメNinja 2002 for Windows」は、デジタルカメラで撮影していてありがちな逆光や蛍光灯で緑がかった失敗画像を、コマンドひとつで補正できる強力な画像補正機能を備えた、どちらかというとフォトレタッチ寄りのユーティリティソフトだ。

初心者用ツールバーで、迷わず使える

デジカメNinjaメイン画面
メイン画面である「フォトボックス」。サムネイル表示のフォトボックスウィンドウで画像をダブルクリックすると「ビューア」ウィンドウが開いて画像を参照できる。

 フォトレタッチに強いと言っても、画像管理面も決して他製品に引けを取らない。画像管理は基本的に“登録型”で、デジカメNinja上の「キャビネット」内にある「フォトボックス」に画像データをコピーして取り込み、管理・整理を行う。キャビネット内にはフォトボックスのほかに、アルバム作成機能で作られたファイルが入る「アルバム」、HTML保存で作成したファイルを収める「コンテンツ」、メール送信機能で使った縮小画像が入った「メール送信用ファイル」の4つがある。

画像取り込み画面
名前は「初心者用ツールバー」となっているが、確かにメニューを使った取り込みよりこちらの方が使いやすい。
 画像は、デフォルトで表示されている「初心者用ツールバー」の「取り込み」ボタンを使えば、ウィザード風に画面の指示に従うだけで楽に取り込める。HDD容量を節約したいという場合は、画像を取り込まずにサムネイルと画像情報だけを登録する「ファイルからインデックス取り込み」を使おう。



Exif Viewer画面
画面中央のツリー表示のあるウィンドウが「Exif Viewer」だ。Exif Viewerとフォトボックス間で、ドラッグ&ドロップでデータのコピー/移動ができる。

 本ソフトには“エクスプローラ型”の「Exif Viewer」も搭載されているので、HDD容量を節約したい場合はそちらを使うという手もある。Exif Viewerは、コメント入力と印刷パラメータの保存ができない以外は、フォトボックスとまったく同様に、画像補整から一括リネームなどすべての機能が使える。

検索機能
「項目検索」ダイアログボックスの画面。複数条件の指定はできないが、
 検索のキーワードに使う付加情報は、全角で1万5000文字(半角なら3万文字)までテキスト入力できる「コメント」を用意。このコメントに含まれる語句から検索する「コメント検索」、日付を指定する「日付検索」、そしてファイル名やコメント、Exif情報の著作権など全8項目を組み合わせて指定できる「項目検索」の3種類の検索方法がある。
 ただ、検索対象は開いてアクティブになっているフォルダ内のみに限られ、検索後も目的画像にジャンプするわけでなく反転表示で選択されるだけなので使いづらい。せめて検索対象範囲は自由に指定できるように改善してほしい。



画像補整機能
「ラボ作業」ツールの画面。フォトボックスの「一発!補正」でもCCDノイズまで除去できるが、複雑な編集や補正は「ラボ作業」におまかせ。切り抜き、特殊効果、面倒な補正にかかる手間を解消してくれる。

 画像補整は、フォトボックス上のボタンひとつで輝度・コントラストやカラーバランス、ノイズ軽減が一度に行える「一発!補正機能」が便利だ。さらに詳細な補正や編集・加工には「ラボ作業」ツールを使う。ラボ作業は、ガンマ値やホワイトバランス、RGB値などの数値を自分で細かく調整することもできるが、写真を解析して指定部分の彩度を自動調整する「カラー・リヴァイブ!」や、蛍光灯で緑がかった画像を自動補正する「蛍光灯補正」など、目的別に用意された多彩なコマンドを11種類用意しているので、必要なものを選ぶだけで簡単に補正が完了する。ラジアルやポスタライズ、人物の肌色を柔らかな肌色にする「美肌フィルタ」などの特殊効果フィルタを搭載し、レイヤを使った凝った編集も可能だ。

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン