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外国人ゲームマニアが大挙来襲!国際色豊かな「ゲームキューブ」発売日

2001年09月14日 22時03分更新

文● 林/スタジオ百哩

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 昨年夏のNINTENDO SPACEWORLDで発表されて以来、ゲームファンの大きな関心を集めてきた任天堂の最新ゲームコンソール「ニンテンドー ゲームキューブ」がついに発売された。このゲームキューブ、プレイステーション2のひとり勝ち状態にあるコンシューマー市場に活を与える存在になるのか? 早朝販売を行ったアキバのゲーム販売店の様子をレポートしよう。

ラオックス行列
ラオックス ザ・コンピューターGAME館の行列。海外の人が多かった、の一言

 通勤・通学前の客を狙い、午前7時から販売を開始したのはソフマップ本店、メッセサンオー本店、ラオックス ザ・コンピューターGAME館など。話題のゲームコンソールだけにマスコミ各社の取材も多く来ていたが、お客さんの出足は今ひとつだった。一番長い行列ができ、先頭の人は前日の昼から並んでいたというラオックス ザ・コンピューターGAME館でも、その人数は4~50人ほど。ゲームキューブを求めて早朝のアキバに足を運んだ人たちは、全員ゲームキューブを手に入れることができた。

 早朝販売の出足が鈍った理由は、初回出荷が50万台と少ないことから「何が何でも発売日に欲しい」という人は予約に向かったということと、同時発売のソフトが任天堂の「ルイージマンション」と「ウェーブレース ブルーストーム」、セガの「スーパーモンキーボール」の3本のみで、しかも14日に発売となったバイオレット以外のカラーバリエーションモデルの発売が11月と発表されたことで、様子見の人が多くなったことが考えられる。



メッセサンオー
メッセサンオーで最初にゲームキューブを買ったのは、イギリスはロンドンから来た人だった

 そんなワケで少々精彩を欠いたゲームキューブの早朝販売だったが、その中で目立っていたのが外国から来た人たちだ。日本でのゲームキューブ発売は、全世界で最初のゲームキューブ入手のチャンスということでもある。ということで一日でも早くニンテンドーの最新機で遊びたい! という海外のゲームファンたちがアキバに集結したらしいのだ。実際、ラオックス ザ・コンピューターGAME館に並んだ人の内、10数人が外国の人たちだったし、メッセサンオー本店で最初にゲームキューブを購入したのは、はるばるイギリスからやって来たとのこと。意外なところで、国境を越えたゲームファンのパワーを見せつけられた。



Billy Berghammer氏国は違えど同じゲーム好き同士ですぐに意気投合。左はアメリカから来たBilly Berghammerさん。PLANET GAMECUBE(http://www.planetgamecube.com)と言うゲーム情報サイトを運営している筋金入りのゲームフリークスだ

 ちなみに午前中は客足の鈍かったゲームキューブの販売だったが、昼から夕方にかけては各販売店ともかなり動きがあった。メッセサンオー本店によると「購入者は会社帰りのサラリーマン層が多く、ほとんどの人がメモリーカードを同時に購入していた」とのこと。また、ソフトでは「ルイージマンション」がダントツの売れ行きを見せていたという。任天堂とマリオブランドの強さを再確認といったところ。

キューブ
ゲームキューブ本体のパッケージと、同時に発売されたソフト3本
ルイージマンション臆病者のルイージが、幽霊屋敷の幽霊をやっつけて兄のマリオを救い出す任天堂の「ルイージマンション」。この日、ダントツの売り上げを見せた
ウェーブレースゲームキューブになって面白さに磨きがかかった任天堂の「ウェーブレース ブルーストーム」
スーパーモンキーボールセガのゲームキューブ参入第1弾「スーパーモンキーボール」。アーケード版に新要素を加えて内容もパワーアップ
ある編集者が購入してきたゲームキューブ。新しいモノ好きの編集者たちがよってたかって漏らした感想は「小さい」で、その小ささはGBAと比較するとよく分かる。下段左は専用ディスクで、下段残り2枚は仕事そっちのけで遊び始める編集者たち
ゲームキューブゲームキューブゲームキューブ
専用ディスク動作遊んでいる人たち
【取材協力】

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