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デジタルカメラ撮影の“基本のキ” カメラのホールディング

デジタルカメラ撮影の“基本のキ” カメラのホールディング

2001年09月05日 02時43分更新

文● 周防克弥

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構える位置を変える

 液晶モニタとレンズの角度を変えることができるデジタルカメラは、さまざまなアングルで撮影できるのが魅力だ。液晶モニタ部を上に向ければローアングルから、下に向ければハイアングルの撮影ができる。銀塩カメラではなかなか撮影できないアングルから写真を撮れるので、それに合わせていろいろな角度から撮影してみよう。

立ってウエストレベル

ウエストレベルでカメラを構える
液晶モニタが回転するデジタルカメラでは、ウエストレベルで構えると安定する。

 両脇を締めて肘を身体に押しつけるのは基本。さらにお腹にカメラを押しつけるようにすると安定度は増す。もしくは、肘を腹部に押しつけて固定するのもよい。



しゃがんで(座って)ローアングル

立てた膝の上でカメラを構える
膝をカメラ台に利用する。これで少なくとも縦方向のぶれをかなり抑えることができる。

 しゃがんだ状態で構えるなら、膝の上にカメラを載せてしまおう。立て膝をつき、その上にカメラを載せれば上下方向には動かない。左右から均等に力を加えつつ、あくまでも下に押しつけるように、横方向に動かないように心がけよう。自分の膝に限らず、肘を足に押しつけるなど、近くにあるものならなんでもカメラの台にすることを心がけよう。



手を伸ばしてハイアングル

上にカメラを構え少し前方向に傾ける
真上に掲げるのではなく、前方にちょっと傾けるだけでもカメラの安定度は増す。真上に構えるよりも少し傾いて一定の方向に力が掛かっている方が安定しやすい。

 両手を上に上げて構えるのは、人ごみの中から他人の頭越しに撮影しなくてはならないなど、やむを得ない状況で使う場面も多いが、実際に撮ってみるといつもと違う新鮮な構図がおもしろい。しかし、安定度は一番悪い。この場合は支えになる物が何もない(ことが多い)のでとにかくぶれないように注意するしかない。コツは、わざと少しだけ不安定に構えることことだ。どこかしらの方向にちょっとだけ力がかかっていればいくらかマシになる。どの方向にも力がかからず、中立な状態が一番カメラがぶれやすいのだ。



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