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キヤノン、デジタルビデオカメラ『キヤノン IXY DV 2』を発表

2001年08月28日 14時45分更新

文● 編集部 中西祥智

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キヤノン(株)およびキヤノン販売(株)は28日、デジタルビデオカメラ『キヤノン IXY DV 2』を発表した。発売は9月中旬を予定している。

『キヤノン IXY DV 2』
『キヤノン IXY DV 2』

『IXY DV 2』は2000年9月に発売した『IXY DV』の後継機種。68万画素(有効画素数約36万)の1/4インチRGBプログレッシブスキャンCCDや焦点距離3.5~35mm(35mm換算で44.7mm~447mm)の光学10倍ズームレンズ、1.6~2.6のF値、約20万画素の2.5インチ低温ポリシリコンTFTカラー液晶モニターなどは、『IXY DV』から変更していない。幅48×奥行き86×高さ106mmの本体サイズや390gの重量なども変わっていない。外観上の変更点は、グリップのゴムの色・形状や背面部の色、リモコン受光機の形状など。

今回追加した機能は、3倍録画機能や、SDメモリーカードへの対応など。3倍録画機能は、80分テープの場合1.5倍のLPモードに(120分)加えて、2倍のESPモード(160分)、3倍のELPモード(240分)を追加する。ESP、ELPモードは圧縮率を高めているため画質が劣化するほか、同機能を装備したカメラでしか再生できず、アプリケーションが未対応のためDVポート経由でのパソコン接続時に正常に動作しない。

『IXY DV』でもマルチメディアカード(MMC)スロットは装備していたが、『IXY DV 2』では同スロットでSDメモリーカードにも対応する。両カードとも静止画の記録用で、640×480ドット、DCFおよびDPOFに対応したJPEGファイルとして保存する。8MBのSDメモリーカードに、ファインモードで約50枚、スタンダードモードで約80枚の保存が可能。

『IXY DV 2』液晶モニターを開いた状態
『IXY DV 2』液晶モニターを開いた状態

また、従来の2連チャージャーのバッテリー充電器/ACアダプター『CA-400』は、キヤノンによると「デジタルカメラ本体よりも」大きかった。そこで今回、チャージャーを1つにし、小型化した充電器『CA-410』を同梱する。急速充電機能を強化し、薄型のバッテリーパック『BP-406』を充電するのに、従来は70分必要だったのが『CA-410』は45分、大型の『BP-422』では110分から80分と、それぞれ充電時間を短縮している。また、中型のバッテリーパック『BP-412』も追加する。

使用カセットはMiniDVカセットで、電子式手ぶれ補正機能、オートアイリス制御、オートフェード/ワイプ/スクロールのフェーダー機能、アート/モノクロ/セピア/モザイクのエフェクト機能を実装する。装備する外部インターフェースはDVポート×1、MMC/SDメモリーカードスロット×1、映像・音声入出力端子など。

価格は17万5000円。同社では、月2万台の生産台数を見込んでいる。

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