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キヤノン、ハイアマチュア向けデジタルカメラ『PowerShot G2』を発表

2001年08月24日 13時22分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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キヤノン販売(株)は、1/1.8型400万画素CCDを搭載したデジタルカメラ『PowerShot G2』を9月20日に発売する。価格は11万5000円。

PowerShot G2は、既存のハイアマチュア向けデジタルカメラ『PowerShot G1』の後継となる製品で、同社のフラグシップモデルとして位置付けられている。

G2
高級感あふれるデザインの『PowerShot G2』

総画素数410万画素/有効画素数400万画素の1/1.8型CDDを採用、光学約3.6倍ズームレンズ(F=2.0~2.5、レンズ構成7群8枚、35mm換算で焦点距離34~102mm相当)を搭載する。G1が補色フィルターを利用していたのに対し、G2は原色フィルターを採用することで色再現性が向上したという。さらに、オート/ISO50/100/200/400相当の低感度ISO50の設定により、ノイズの少ない画質を得ることが可能。400の場合は暗所でも手ぶれを抑えた撮影が行なえる。

また、連写性能がG1よりアップしている。G2は“高速モード”と“通常モード”という2種類の連写機能を搭載しており、高速モードの場合は毎秒約2.5画像で最大連写枚数が約5枚、通常モードの場合は毎秒約1.5画像で最大連写枚数が約9枚となっている。シャッター速度は最長15秒まで設定可能。

G2は人気カメラ『EOS』の操作性を継承しており、撮影モードは“オート”、ユーザーが意図する撮影を支援するための“クリエイティブゾーン”(プログラム/Tv/Av/マニュアル)、夜景などシーンに応じた撮影が可能な“イメージゾーン”(パンフォーカス/ポートレート/風景/夜景/色効果/スティッチアシスト)の計12種類が用意されている。色効果モードも搭載し、通常撮影のほか、“くっきりカラー”“すっきりカラー”“セピア”“白黒”から効果の選択が可能。

マニュアルフォーカスでは、画面に被写体との目安距離を表示するインジケーターが備わっているほか、画面中央部を拡大表示することで使い勝手が向上し、精度の高いマイクロ撮影が可能になったという。また、AF測距点を、中央1点および3点から選択でき、3点を選択した場合は、構図に応じて測距点を3つの中から1つ選べるようになっている。さらに、再生画像のヒストグラム表示も可能で、白飛びが発生した場合はその箇所を点滅させて警告表示する。

本体背面にはモニター用の1.8型低温ポリシリコンTFT液晶カラーディスプレー(上下左右に回転可能な“バリアングル”)を装備する。バッテリーはリチウムイオン充電池。カメラ本体の省電力化によりバッテリー性能がG1よりアップし、液晶ディスプレーON時で約400枚(G1比54%アップ)、OFF時で1000枚(G1比25%アップ)の撮影が可能。

記録媒体はコンパクトフラッシュカード(TypeI/II)。画像記録形式は静止画がJPEG/CCD-RAW、動画がAVI。記録画素数は、静止画の場合、ラージ(2272×1704)/ミドル1(1600×1200)/ミドル2(1024×768)/スモール(640×480)、動画の場合320×240/160×120。記録可能画像枚数と動画時間(32MBのCFカード(同梱)利用時)は、静止画の場合、ラージでスーパーファイン約14枚/ファイン約27枚/ノーマル約54枚、ミドル1でスーパーファイン約30枚/ファイン約54枚/ノーマル約108枚、ミドル2でスーパーファイン約53枚/ファイン約94枚/ノーマル約174枚、スモールでスーパーファイン約120枚/ファイン約196枚/ノーマル約337枚、CCD-RAW約5枚、動画の場合320×240で30秒、160×120で120秒。

そのほか、カードフォトプリンター『CP-10』と専用ケーブルで接続するだけで、ダイレクトプリントが可能。トリミングも可能で、トリミングを選択するとモニター上に表示される枠内のみをプリントできる。枠の大きさはズームレバーで変更可能。PC接続用インターフェースはUSB。本体サイズは120.9×奥行き63.8×高さ76.6mm、重量は425g。画像管理ソフト『ZoomBrowser EX』(Windows版)、『ImageBrowser』(Macintosh版)が付属する。

オプションとして、リング状のマクロリングライト『MR-14EX』が利用可能。これによりマクロ時のストロボ撮影でやわらかい配光が可能となる。

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