韓国系インターネットカフェ、健在!
街中で使えるインターネットといえば、渋谷で代表的なのが、2000年12月にオープンしたインターネットカフェ“Necca”だ。登場から8カ月が経ったが、今はどうなっているのだろうか。ちょっと覗いてみることにした。
“Necca”入り口。ちなみに“Necca”とは、“インターネットのメッカ”の略。さらに、インターネットとエンターテインメントをかけあわせた“エンターネット”という言葉がテーマだ |
“Necca”には、ネットワークゲームをメインに、インターネット電話やビデオチャットを楽しむエンターテイメント系のゾーンのほか、ビジネスで使える“プライベートデスク”、また10名程度で利用できるミーティングルームなども用意されている。9.1Mbpsという高速回線が用意してあるのは当然として、それをどういう用途で利用するか、という点がさまざまなユーザーのニーズに応じた形で考えられている。
第一印象は“きれい”だった。奥にあるのは、企業などが新製品を紹介するためのブース |
さっそく入って使ってみよう!
“Necca”は、会員制だ。まず200円払って会員証を作る。そしてログインカードを受けとって、店内のパソコンのログイン画面に、会員証とログインカードの番号、そして会員になる際に設定した自分のパスワードを入力する。するとデスクトップの右上に料金表示が出る。
“Necca”の会員証とログインカード。ユーザー名とパスワードにより、個人情報をどの端末にも引き継げるのか? と思ったのだが、単なる利用するためのキーであるというだけだった |
画面右上に出る料金表示。長く利用すると“マイレージ”が貯まって次回以降の割引ポイントとなる |
一部のマンガ喫茶などでは、ユーザーが使える机や端末は定められているが、ここでは会員証とログインカードがある限り、端末の移動は自由になっている。少々見て回ってみたところ、インテルのUSB顕微鏡『マイクロスコープ』や集音マイク『サウンドモーファ』が設置されているスペースも見うけられた。夏休みということで、『Necca夏休み自由研究キャンペーン』という企画が行なわれているらしい。
店内は、オレンジ色を中心に明るく、落ち着いた雰囲気。中央のスクリーンとステージは、イベントなどに利用されるという |
混み具合だが、平日の昼ということもあって、人の姿はまばらだった。しかし夕方以降はネットゲームをプレイしに、またインターネットの利用などに、人が集まってきて混み合うという。また、備え付けられた100インチのスクリーンを利用して、オンラインゲーム大会などのイベントも、頻繁に行なわれているのだそうだ。