(株)コンピュータ・ニュース社の市場調査部門であるBCN総研は13日、店頭のディスプレー市場における液晶タイプの6月の販売構成比率(台数ベース)が49.5%に達したと発表した。このまま推移すれば7月にはCRTディスプレーを上回ると見込んでいる。
2001年に入ってからの液晶ディスプレーの販売台数は、1月の22.2%から6月には49.5%に倍増した。これは販売価格が急速に低下しているためとしており、6月の液晶ディスプレーの平均販売単価は1月から約2万円下がった7万4637円だが、CRTディスプレーは3万3000円前後で横ばいを続けているという。6月の液晶とCRTの価格差は約3万4000円。また、週次データでは7月第1週には54.9%に達しており、同社では販売構成比率は7月には液晶がCRTを上回ると見ている。