GuillmotのHerculesブランドから普及帯価格のサウンドカード「Gamesurround Fortissimo II」が国内初登場。7月上旬と噂される国内発売を前に、アキバでいち早く並行輸入版の販売が始まっている。
Gamesurround Fortissimo IIはDSPチップにCirrus Logicの“CS4624”を搭載するサウンドカード。CS4624はドルビーデジタル信号のアナログ変換に対応していないDSPで、Guillmot(Hercules)のサウンドカード&外付けボックスのセット「Game Theater XP」が搭載する“CS4630”の下位チップにあたる。このため、Gamesurround Fortissimo IIがサポートするアナログスピーカは最大4台まで。アナログインターフェイスはDIN端子とライン入力端子で、DIN-フロント出力/リア出力/ヘッドホン出力/マイク入力端子変換ケーブルが付属する。
一方、デジタル出力ではドルビーデジタル信号出力をサポート。デジタルの入出力端子はともに光で、気になるサンプリングレートは出力時48kHz固定となっている。パッケージにはMDプレーヤと直結できるかのような印象を与えるイラストが描かれているものの、対応機器はサンプリングレートコンバータ内蔵のものに限られる点は注意が必要だろう。
インターフェイス。奥からDIN、ライン入力、光出力、光入力、MIDI/ゲームの各端子が並んでいる |
最近、サウンドカードの流行となっているDINからの変換ケーブル |
パッケージ裏面にある、誤解を与えるかもしれないイラスト。要注意 |
マルチメディアプレーヤ「Siren Jukebox Xpress」やアナログ4チャンネル出力対応版ソフトDVDプレーヤ「PowerDVD 3.0」などのソフトを同梱し、価格はUSER'S SIDE本店で8800円。5月に発表された時から注目していたという人にはうれしい先行発売だろう。なお、国内版の価格は現在のところ不明である。
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