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ケータイ編集王2001-i

ケータイ編集王2001-i

2001年06月20日 00時00分更新

文● 遠藤

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ケータイ編集王2001-i

アスク

シリアルケーブル版 5800円
USBケーブル版 7800円

アスクの「ケータイ編集王2001-i」は、直感的でわかりやすいインターフェイスが特徴だ。PC(インターネット経由のメール)、クイックキャスト(ポケットベル)、携帯電話、PHS、NTTドコモのショートメールなど、各種端末への送信機能も装備している。

機能が一目でわかるアイコンが特徴の「メイン画面」

編集王のメイン画面
大きくて、機能が一目でわかるアイコンが特徴。「Message」がショートメールやクイックキャストへの送受信機能、「Mail」がiモードメール(e-mail)の送受信機能、「Graphic」が待ち受け画像編集機能を呼び出す。

 メイン画面は、左にグループ一覧ウィンドウ、右に電話番号などのメモリダイヤル一覧ウィンドウを配置した、いたってシンプルなインターフェイスだ。グループ名をクリックするとグループ内のデータが一覧表示され、メモリダイヤル一覧のデータをグループアイコンにドラッグ&ドロップするとデータのグループ変更ができる、というように直感的な操作ができる。メモリダイヤル一覧ウィンドウでは、上部の項目名をクリックするとデータの並べ替えが可能だ。

 便利な機能としては、電話番号、フリガナ五十音順の2種類の検索機能があり、大量のデータの中から特定の市外局番データのみに絞り込んでその中から目的のデータを探したり、編集したい個人名を素早く見つけだすときに活躍する。
 また、珍しいところでは電話番号のハイフン一括挿入/削除機能を装備し、電話番号編集時の編集しやすさと見やすさの両方を実現している。ちょっとしたことだが、ハイフンのあるなしで、見やすさはかなり違う。ちなみに携帯電話へはハイフンが省略されたデータで転送される。

 さらに「ゴミ箱」機能によって削除したデータはソフト内のゴミ箱に一度保存される。うっかりデータを削除してしまっても「ゴミ箱を空にする」操作をしていなければいつでも簡単に復帰できるので、初心者にも安心だ。ゴミ箱に入れたデータは、グループ一覧の最下部にあるボタンをクリックすれば一覧表示される。

編集王入力画面
データ入力・編集は簡単。アイコン表示が可能なN503iの場合は、特別項目に電話アイコンとメールアイコンのナンバーを半角スペースで区切って入力すれば反映される。
 データの入力・編集は、メモリダイヤル一覧のデータをダブルクリックして表示される入力専用画面で行う。設定した携帯電話が持っていない拡張機能については、あらかじめ編集できないようにグレーアウトされる。データの新規追加は、ツールバーの「一行挿入」ボタンで空白行を追加した後、その空白行をダブルクリックして編集することで行う。
 操作に難しいところは何ひとつないが、新規追加の際にメモリの空き番号を自動入力する機能がないのが少々面倒だ。全体的に初心者向きの機能を装備したソフトなので、できればこの点を押さえてほしいところである。



編集王接続画面
基本的に端末を接続すると自動的に適切な機種設定を行ってくれる。未対応の機種を利用する場合には、デフォルト設定を使う。
 特筆すべきは、ソフト起動後にPCと携帯をケーブルで接続すると自動的に携帯電話の機種を判別して機種設定をしてくれるのは、初心者にとっては嬉しい機能だ。ツールバーの「Hi-Read」と書かれたボタンをクリックすれば、表示データに上書き(重複しない番号のデータを残す)するか、表示中のデータを消去して読み込むかの選択が可能で、「Hi-Send」のボタンなら表示中のデータを携帯電話に高速送信できる。
 携帯とのデータ通信方法はこれら高速(一括)送受信のほかに、選択データを1件単位で受信/送信することもでき、あるデータだけを訂正して反映したいときには、全データの送受信を行うよりも短時間にできる。



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