ベンチマークテスト
さて、ここではAdaptec ATA RAID 1200Aのパフォーマンス面の検証してみよう。環境は下記の表に記したとおり。比較対象としては、PromiseのFastTrak 100、HotRod 100Proを使用してRAIDを組んだ場合の結果を用意した。OSはWindows 2000 Professional(SP1)。テストドライブにはアイ・オー・データ機器が販売している「UHDI-60GH/DV」を2台使用している。ベアドライブはMaxtorの「DiamondMax 80」(5400rpm/プラッタあたり容量20GB)で、書き込み時のベリファイは解除している。なお、RAID 0のストライプサイズは64KBに設定している。
ASCII DiskBenchmark -シーケンシャルアクセス-
ASCII DiskBenchmark -ランダムアクセス-
CPU | PentiumIII-1GHz |
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マザーボード | AOpen AX3S Pro |
ビデオ | GeForce256 DDR(32MB) |
システムHDD | Western Digital WD400AB |
テストHDD | アイ・オー・データ機器 UHDI-60GH/DV(DiamondMax 80 96147H6) |
OS | Windows 2000 Professional(SP1) |
結果だが、RAID 0では、シーケンシャルリードで単体の約2倍、同ライトで約1.9倍。十分な性能を示している。一方、RAID 1ではリードでは単体と同等、ライトでは94%と若干の低下が見られるが、これも妥当な数値だろう。PromiseのFastTrak 100や、本カードと同じHPT370を搭載したHotRod 100Proとの比較でも、多少の上下はあるが、ほぼ同じような数値である。ランダムアクセスに関してもHotRod 100Proと同傾向の性能を示しており、性能的には他の同クラスのIDE RAIDカードと同等と言っていいだろう。本カードにはアダプテックのブランド力と手厚いサポート体制という強みもあり、市場での競争力は高そうだ。