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TurboLinux Workstation 6.0のインストール

初めてでも大丈夫!今日から使える Linux (第1部)

2001年05月14日 15時07分更新

文● 竹内充彦

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 パソコンの売れ筋ランキングでも常に上位にあるソニーのPCシリーズVAIO。同社の誇るAV機能の統合もさることながら、その洗練されたデザインが人気の的になっているのも事実だ。しかし、価格的には決して安くはない。それでも欲しい。いわゆる憧れのマシンといったところだろうか。そんなVAIOに末っ子が生まれた。それがPCV-J10である(写真1)。

PCV-J10写真
写真1 VAIOシリーズの末っ子PCV-J10

 このPCV-J10にTurboLinuxのホッカホカの最新版であるWorkstation 日本語版 6.0をインストールしてみよう。

●PCV-J10の仕様

 このPCV-J10、いわゆるエントリーモデルとしては若干高めの価格設定なのだが、その分満足度は高い。主な仕様は表1を参照してほしい。

表1 PCV-J10の主な仕様(本体)
項目仕様
CPUCeleron 500MHz
メモリ64MB
ビデオi810チップセットに統合。メモリはメインメモリからシェア
ハードディスク約10Gバイト(約4Gバイトと約6Gバイトに分割)
CD-ROMドライブ最大40倍速
キーボードPS/2
マウスPS/2、ホイール付き
i.LINKS400(6ピン)端子×2
サウンドAureal Vortex(AU8810)オンボード
モデムLucent Winmodem、56Kbps(V.90/K56flex)
表1 PCV-J10の主な仕様(ディスプレイ)
項目仕様
大きさ15型
CRTFDトリニトロン管
最大解像度1280×1024(60Hz)
走査周波数水平30-70KHz、垂直48-120Hz

●Linuxインストール時の注意点

 PCV-J10にLinuxをインストールする際に、いくつかあらかじめわかっている注意点がある。

 ハードディスクは、都合のいいことに、約10Gバイトのドライブが、約4Gバイトと約6Gバイトの領域に分割されている。6Gバイトのほうを丸まるLinuxに使わせてもらおう。

 このマシンがVAIOシリーズである証ともいえるのがi.Linkカードだ。しかし、これは、現在のディス トリビューションでは、サポートされていない。

 また、搭載されているモデムも、残念ながらサポートされていない。モデムが使えないとなると、インターネットにどうやってつなぐか? ここでは、ISDNを使うという前提で、シリアルポート(COM1)にTAをつなぐことにしよう。外付けモデムを使う場合も同じように設定して使うことができる。

 サウンドカードは、Aureal Vortex(AU8810)だ。本誌4月号の「マルチメディアLinuxで遊ぼう」でこのチップのサウンドカードを利用している。実は、サウンドのインストールは若干のスキルが必要になる。入門したてのユーザーには、ちょっと荷が重い。本特集を読み、力をつけてから挑戦してみてほしい。ちなみに、4月号のバックナンバーは在庫僅少なので、早めにゲットしておこう(笑)。

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