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ノベル、ユーザー認証機能を搭載したセキュリティー管理用ソフトを発表

2001年04月25日 18時08分更新

文● 編集部

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ノベル(株)は24日、企業のポータルサイトのセキュリティー管理用ソフト『Novell iChain 1.5』(アイチェイン1.5)の出荷を、27日に開始すると発表した。同社のライセンス販売プログラム“Novell Customer Connections(NCC)”に基づいて、“VLA(Volume License Agreement)”、“CLA(Corporate License Agreement)”、“MLA(Master License Agreement)”の3種類のライセンス形式で販売を行なう。最小のユーザーライセンス数は5000ユーザー。価格はオープン(予想価格は1ユーザー当たり1500円で750万円から)。

アクセスルールのプロパティー
『Novell iChain 1.5』

同製品は、企業が今まで構築してきた情報システムを用いながら、ビジネスプロセスをインターネットへ移行するためのプラットフォーム。同製品を既存のシステム環境に追加するだけで、ユーザー認証管理、アクセスの一元管理、SSLによる暗号化/復号化、キャッシングなどの機能を提供し、ウェブサーバーやアプリケーションサーバーの負荷を軽減するという。主な機能には、1回の認証で全サーバーを利用可能にする“Webシングル・サインオン”、同社のディレクトリー管理ソフト『NDS eDirectory』のユーザー情報を用いてウェブへのアクセス制御を行なう“アクセスコントロール”、LDAPを用いてユーザー認証を行なう“LDAP認証”、ウェブサーバーに対してSSLの暗号化/復号化を代行する“シングルポイントSSL”、企業内の複数のウェブサーバーをキャッシュする“リバースプロキシキャッシング”などがある。

認証画面
認証画面

同製品を用いたシステム構築には、iChain Authorization Server/iChain Internet Caching Server用に2台のサーバーマシンと、管理用ワークステーションが必要。対応OSは、iChain Authorization ServerがWindows NT 4.0/2000/Solaris 2.6/7/Linux Kernel 2.2で、管理用ワークステーションがWindows 95/98/NT 4.0。また、iChain Internet Caching Serverは、同社のパートナー各社が販売する専用サーバーマシン(DELL PowerApp.cache100/200など)で稼働する。さらに、エンドユーザー自身による自己登録が可能な“自己登録/管理機能”を提供する“iChain Community Server”を利用する場合には、NetWare 5.1/Windows NT 4.0を搭載したサーバーマシンがもう1台必要となる。

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