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秘密のベールに包まれた開発環境の姿が明らかに!?

XBOX開発システムの秘密に迫る

2001年04月04日 02時21分更新

文● 月刊アスキー 編集部 小西

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[アスキー編集部] Xboxの仕様の中で、HDDを標準で内蔵という点がデベロッパから高評価を得ていたと聞きますが、今までゲーム機にはなかったHDDという要素を、デベロッパはうまく活用できているのでしょうか。
[吉岡] やはりXboxの1番面白いフィーチャーですからね。CPU性能やグラフィック能力は非常に高いですし、サウンドも強力なものになるでしょう。ただしこれだけですと他社のゲーム機と比べて性能は上になりますが、同じ方向性の上でのスペック競争に終わってしまう。HDDと10~100MbpsのEthernetを標準装備している点が、Xboxの1番ユニークな点です。

 そのHDDやEthernetを何に使うかですが、たとえばEthernetは100Mbpsのスピードがありますので、ブロードバンドネットワークに接続するには必須の仕様になると思います。HDDはスタンドアロンのゲームであってもDVDからのキャッシュ領域として活用できますので、ゲームプレイをより快適にできます。また今までのゲーム機ではできなかったこととして、プレイ中のセーブをユーザー指示を待たずにHDD上にシームレスに行なうことも可能になります。高速メモリカードとしても使えます。 ベタな話ですが、アドベンチャーゲームでプレイヤーが行なったこと、たとえば殺した敵の死骸がゲームを終わるまで残っているなんてこともできる。従来のメモリカードでも工夫を重ねればできるかもしれませんが、無理はありますね。

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