AOpenの「AX6BC TypeR BlackLimited」登場時のインパクトは自作界において大きな“事件”だったと言えるだろう。見た目は真っ黒でどこかメカメカしくも“カッコいい”基板は、またたく間に人気となったのは記憶に新たらしい。そして堅いイメージで知られるASUSTeKも長い沈黙を破って、黒基板のマザーを投入してきた。その名も「CUSL2-C Black Pearl」。残念ながら今回はサンプル展示のみ。取材をしたTSUKUMO eX.では、予価を1万7800円と設定しているが、いつ入荷するか不明。代理店のユニティによると、現在日本語マニュアルを作成中で、それができ次第出荷となるとのことだ。
ベースとなっているマザーはintel i815EPを搭載する「CUSL2-C」。スペックを挙げるとAGP×1、PCI×6、CNR×1、DIMMスロット×3など基本的な機能部分において大きな変更点はないようだ。
このスペシャルモデルの“スペシャル”なゆえんは、付属品などトータルパッケージにある。写真を見ていただければ分かるが、パッケージからマニュアルに至るまでトータルでコーディネイトされており、同色に塗装された専用工具も付属する。専用工具は、分解するとプラスドライバ2本、マイナスドライバ1本になる携帯にも便利なサイズとなっている。
基板も当然、真っ黒でありヒートシンクもゴールドで塗装され“ASUS Black Pearl”のロゴも入っている凝りようだ。
人とは違ったマザーがほしい、そんな人にはまさに最適な1枚だろう。ブラックなマザーコレクターという人が今後現れるかもしれない?
【取材協力】