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ジャストが、リアルコム、松下などとナレッジマネジメントで提携――CSKは特許検索システムを発売

2001年02月19日 19時16分更新

文● 編集部

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(株)ジャストシステムは19日、リアルコム(株)とナレッジマネジメントシステムの開発やマーケティング、コンサルティングで提携したと発表した。その第1弾としてリアルコムのKMシステム『KnowledgeMarket(ナレッジマーケット)』に、ジャストシステムのナレッジマイニングシステム『ConceptBase』を組み込み、リアルコムのKMシステムとして同日付で発売した。価格は個別見積り。

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『KnowledgeMarket』のQ&A画面
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専門家 Who's Whoの検索結果

『KnowledgeMarket』は、“人”に焦点をあてたナレッジマネジメントツール。これまでとは全く異なるボトムアップの発想で、“コミュニティー”と“Q&A”をベースにして、“人”に内在する暗黙知・ノウハウといった“個人知”を体系化し、“組織知”へ転換させるという。定型的情報を検索する『Knowledge DB』と、知識やノウハウをもっている“人”を検索する『Know Who DB』の2つを組み合わせ、ユーザーにとって必要な知識を一括して閲覧・検索できる“知識ポータル”を実現したという。

松下とソフトを共同開発

パナソニックITソリューション(株)、および松下電器産業(株)の2社とは、ナレッジマネジメント分野において、パナソニックITソリューションの文書管理技術とジャストシステムの概念検索エンジンを連携させ、ナレッジマネジメントソフトの開発・販売促進を共同で推進していくことで合意したと発表した。 これにより、パナソニックITソリューションは、ジャストシステムが開発したナレッジマイニングシステム『ConceptBase Search』と連携可能なナレッジマネジメントソフト『GlobalDoc』を開発・発売する。松下電器は、『GlobalDoc』を元に、ナレッジマネジメントのためのシステムを構築し、システムルートを通して販売していく。ジャストシステムは、『ConceptBase Search』と『GlobalDoc』を連携させるに当たり、全面的な技術支援を行なう。また、セミナーやイベントの共催など、3社共同でのプロモーション活動も展開していく予定という。

CSKは『CBパテントサーチャー』を発売

(株)CSKは、ジャストシステムの協力を得て、CSKの自然言語処理技術とジャストシステムの『ConceptBase』を連携した特許情報の概念検索システム『CBパテントサーチャー』を開発したと発表した。販売開始は20日。価格は20ユーザーライセンスで100万円。

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『CBパテントサーチャー』の入力画面
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特許検索の結果

『CBパテントサーチャー』は、利用者が入力した文章から、システムが抽出した関連語や類義語を含めた検索を自動的に行なうため、難しかった概念による特許検索が専門知識なしでも可能になったという。検索結果は、関連性の高い内容順に表示するほか、IPC(国際特許分類)別や出願人別表示も可能。これらの特性により従来問題とされていた検索時の拾い漏れを減らすことができるとしている。同システムは、企業内イントラネットに付加することで、ウェブブラウザーで利用できる。また、検索対象となる特許データは、特許庁標準の特許CD-ROMから作成できる。なお、パッケージ販売のほかにCSKが提供するナレッジマネージメントシステム『Win』のオプションとしての提供も行なう。

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