新宿でのメーカー製PC春モデル人気調査に続いて、秋葉原の大型量販店の販売状況を調査した。秋葉原と新宿を比較するとデスクトップPCではさほど変わりなく、省スペースデスクトップの富士通 DESKPOWER Cシリーズ、NEC VALUESTAR Cシリーズ 、ソニーのLXシリーズやタワー型のソニーRXシリーズが売れている。ノートPCでは店舗によってコンボドライブとCD-RW内蔵型に人気が分かれた。調査したのは、石丸電気パソコンタワー、T-ZONE本店、LaOX ザ・コンピュータ館の3店。
石丸電気パソコンタワー
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デスクトップPCはNECの「VC866/6FD」の人気が高く、続いて富士通の「C6/86LB」、ソニーの「PCV-LX81/BP」となっている。いずれの製品も20万後半の液晶モニタと省スペースデスクトップのセットで、CD-RW＆DVD-ROM内蔵、音楽や画像編集という多彩な機能を持つ。初心者にとって富士通やNECの製品は詳細な説明書や豊富なソフトが付属することから魅力的なようだ。また、店頭で20代の関心を集めているのがソニーのMXシリーズ。MDコンポ並のハイクオリティな音質で音楽だけでなく、迫力あるDVDを堪能できることが受けている。
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ノートPCではCD-RW内蔵モデルに注目が集まる。中でもソニーの「PCG-FX55/BP」や「PCG-FX77/BP」は、Office2000を搭載するなどソフトも充実している。コンボドライブは専用プレーヤーと比較して画質が劣ることなどから人気はさほどないが、MPEG2でのTV録画などAVに特化したNECの「LS65H/64DH」が販売好調だ。CD-RWはないものの、約20万円という手頃な価格で低反射ブラック液晶のシャープ「PC-MJ720M」が人気。
T-ZONE本店
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販売台数や問い合わせが最も多い製品は、TVチューナー内蔵MPEG2エンコーダボードを標準装備したソニーRXシリーズ。Pentium4-1.5GHz、Geforce2 MXというスペックでWindows 2000を搭載した「PCV-RX71K」、「PCV-RX71KT7」への注目度は高い。さらに液晶モニタと省スペースデスクトップセットの富士通の「C6/86WL」や「C6/93WL」、NECの「VC866J/6FD」やTVモデルであるソニー「PCV-LX51G/BP」も人気だ。
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ノートPCではハイスペックなコンボドライブが人気のようだ。ソニーの「PCG-SR9G/K」はB5サイズで重量約1.36Kgと軽量ながら、Windows 2000、Bluetoothを搭載するなど充実した内容だ。東芝の「DynaBook A1/570PMC」はOffice 2000、音声認識ソフト「LaLaVoice2001」をプリインストールする。Mobile PentiumIII-850MHzの富士通「NE6/850HB」も人気。CD-RW内蔵型PCでは約20万円のNEC「LU700R/63DR」の購入が目立つ。USB接続のCD-ROMドライブが付属するB5サイズのIBMのThinkPad i Series「2662-33J」も健闘している。
LaOX ザ・コンピュータ館
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デスクトップPCではDVD＆CD-RW内蔵の液晶モニタと省スペースデスクトップのセットが人気で、中でも17インチワイド液晶の富士通の「C6/86WL」、15インチ液晶のNECの「VC866J/6FD」、MPEG2形式で録画できるNECの「VT800J/6JD」に注目が集まっている。CD-RW内蔵モデルでは、20万円前半と比較的安いソニー「PCV-LX51/BP」やNECの「VC800J/6XD」が販売好調だ。
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ユーザーがA4サイズノートPCで期待するのはCD-RW機能だそうだ。人気のあるCD-RW内蔵モデルは、20万円前半でOffice 2000などのソフトを持つソニーの「PCG-FX55/BP」、「PCG-XR1Z/BP」。その他の売れ筋として、Windows 2000搭載の富士通の「NE6/650R」やIEEE1394やビデオ出力端子をもつNECの「LC700J/64DR」がある。コンボドライブではIEEE1394などのAV機能に優れたNECの「LC700J/64DH」や「LS700J/65DH」が最もよく出ているとのこと。
