(株)ソフトボートは8日、カナダのPronexus社が開発した携帯端末とスピーチに対応したテレフォニー開発ツールの最新版『VBVoice(ブイビーボイス) 4.3』をCTI Solution Expoで発表した、と発表した。
同製品は、GUIを使用したコンポーネントベースのIVR(対話型自動応答システム)開発ツール。Visual Basicのツールボックスに追加されるコンポーネントを使用して、フォーム上に通話フローを記述するだけで、音声/ファックス/スピーチ/メッセージングを統合したCTI(Computer Telephony Integration)アプリケーションを開発できる。
最新版では、WAP(Wireless Application Protocol)をサポート。ベルギーのLernout＆Hauspie Speech Products社の日本語音声合成ソフトウェア『L＆H RealSpeak 日本語版』および『L＆H TTS3000 日本語版』、米Nuance Communications社の日本語音声認識ソフトウェア『Nuance 7.03』に対応する。さらに、N-Best処理、動的文法、話者照合にも対応した。
スタンドアローン型アプリケーションを構築するための『VBVoice 4.3 Standard Edition』と、テレフォニーアプリケーションサーバーを構築するための『VBVoice 4.3 Professional Edition』の2種類を用意する。
対応OSはWindows 2000/NT 4.0 SP5/6aで、対応開発環境は『Visual Basic 6.0』/『Visual Basic 5.0』。価格は、開発ライセンスの場合で、Standard Edition(2回線から)が14万8000円から、Professional Edition(4回線から)が39万8000円から、音声処理ボードなどが付属する『VBVoice 4.3 スターター開発キット』(4回線)が49万8000円となる。ランタイムライセンスの場合は、Standard Edition(2回線から)が3万円から、Professional Edition(4回線から)が8万円からとなる。なお、3月中旬の出荷を予定している。
