このページの本文へ

【緊急速報】次期Windowsの正式名称は「Windows XP」! ~噂のシリーズ、遂に決着

2001年02月06日 04時28分更新

文● 深見俊介

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

Microsoftが開発中の製品を“開発コード”で呼ぶことが、一般ユーザーに知れ渡るきっかけとなったのは、恐らくWindows 95(“Chicago”)からだと思う。その前にも、Windows 3.11 for Workgroups(“Snowball”)や、開発が途中で中止されたデータベース製品(“Omega”)など、いろいろとあったのだけれど、圧倒的に騒がれたのはWindows 95からだったし、その後継バージョンであるWindows 98(“Memphis”)やInternet Explorer 4.0(“Nashville”)、Windows NT 5.0(“Cairo”)といったように、地名が使われて話題にもなった。

現在、開発中のWindows 2000の後継バージョンである“Windows Whistler”や、Windows NT 6.0(“Blackcomb”)は、シアトルのMicrosoft本社からも眺めることのできるスキーリゾートの名前からとった開発コード名である。そしてつい昨日まで、その正式名称が何になるかが、インターネットで騒がれていた。しかし、なにしろ何でもアリのインターネットである。どこまで信用できるかは、全く分からない。

XP画面
Windows XP(開発コード「Windows Whistler」Professional)Build 2416のデスクトップ。GUIをスキンのように変更できるほか、Internet Explorer 6.0やMedia Player 8.0、DirectX 8.0を標準搭載する。現在最新のビルドは、Build 2419が確認されている。アイコンなどの細かい部分のデザインも変更されている。ゴミ箱が、デスクトップの右下に配置されていることに注意!

つい先日も、最新バージョン「Windows CEMENT」なるWindowsが登場して騒がれたが、実はこれ単に「CE+Me+NT」を合体した名称で、セメントで固められたWindowsのパッケージ写真が掲載されたホームページまでできていたくらいだ。

さて、Microsoftが次期Windowsの正式名称で、現在のように年式を採用するかどうかだが、Windows 2001や2002では、ちょっとカッコ悪い! もっとも信憑性の高い噂(?)は、2月13日に米国で開催されるイベント「Rock 'n' Roll-themed Experience Music Project(EMP)」で発表されるというもので、開発コード「Windows Whistler」は「Windows XP」に、開発コード「Office 10」は「Office XP」になるのではないかと言われていた。

この「XP」とは「eXPerienced」から取ったもので、個々の製品は「Windows Professional XP 2002」などと呼ばれるようになるのかもしれない。すると、Microsoftのキャッチフレーズである『Where do you want to go today ?』は、次は『Are You Experienced?』になって、発売時のキャンペーンの音楽は、ジミ・ヘンドリックスが使われるのだろうか。

などと、あることないこと考えていたら、今度ばかりはインターネットの噂は本当だった。米国マイクロソフトが2月5日付けで発表を行なったのである。詳細は、以下のプレスリリースを参照してください。すると、気になるのは「Internet Explorer 6.0」の正式名称だ。「Internet Explorer XP」になるのかしら。

かつて「噂のシリーズ、「X-Box」のデザインと「Office 2002」の名称を、マイクロソフトが完全否定!」したことがあったけれど、本当だったんですね。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン