(株)トゥー(以下、Too)は23日、(株)内外プロセスが(株)日本発色広島の協力により開発したデジタルカメラ用画像最適化ソフト『EXPERTi』(エキスパートアイ)の総販売代理権を取得、4月中旬に発売すると発表した。
『EXPERTi』のパッケージ |
EXPERTiは、デジタルカメラで撮影した画像データを最適化するための製版会社/印刷会社向けソフト。撮影した画像を、色や濃度、コントラストなどのRGB色調整したTIFFフォーマットに変換する機能と、RGB色調整したデータをさらに印刷用にCMKY色調整する機能を備えている。
デジタルカメラでの撮影時に、撮影環境によって異なってしまう色の変化を抑えるため、独自開発のオリジナルカラーチャートを撮影し、さらにチャートの裏面を利用してホワイトバランスを取る。このカラーチャートデータをEXPERTiに登録すると、その撮影環境をソフトが把握し、カラーバランスを平均化する。その後、実際にデジタルカメラで撮影した画像データを取り込むと、自動的にRGB調整して変換、保存できる。さらに変換したRGBデータをCMKY調整して変換することも可能。CMYK変換の際、画像サイズを20~200%にまで指定しリサイズできる。
EXPERTiの専用カラーチャート |
対応OSはMac OS 8.5.1以降。撮影に利用するデジタルカメラは、300万画素以上でカスタムホワイトバランスが取れるものを推奨しており、23日現在の推奨デジタルカメラは、FUJI FinePix S1Pro、Nikon D1、Canon EOS D30。
価格はオープンプライスで、推定市場価格は20万円未満。また、カメラマン向けにRGB変換機能のみを搭載した『EXPERTi LE』も同時に発売する。EXPERTiの推定市場価格は10万円未満。
またTooは、大判プリンター『EPSON 7000』シリーズでのA1サイズ出力に対応したICC対応プリントサーバーソフト『ScriptAxes STUDIO for EPSON』を2月中旬に発売する。同製品は、EPSON PM-7000C、およびMC-7000CでのA1サイズ出力が可能なプリンターサーバー。対応OSはMac OS 8.5以降。価格は29万8000円。
『ScriptAxes STUDIO for EPSON』の画面 |
なお上記2製品は、2月7日に開催されるイベント“PAGE 2001”に出品される。