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米ルーセント、分離独立する部門の新社名を発表

2000年12月12日 20時11分更新

文● 編集部

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日本ルーセント・テクノロジー(株)の12日の発表によると、米ルーセント・テクノロジー社は現地時間の5日、同社からの分離独立(スピンオフ)が予定されているマイクロエレクトロニクス部門の新会社の社名“アギア システムズ(Agere Systems Inc.)”を発表した。

ロゴ“アギア システムズ(Agere Systems)”のロゴ

ルーセントは、7月20日にマイクロエレクトロニクスグループをスピンオフすることを発表した。この計画では、新会社の最大20パーセントの株式を新規公開株式とし、残りの株式を非課税で株主に分配する。公開公募(IPO)は2001年第1四半期末までに実施し、株式分配は2001年夏までに完了する予定。

新社名の“Agere”の語源は、“リード(lead)する”、“率先する(drive)”、“行動する(act)”を意味するラテン語の“ago”に由来する。この社名は、新会社の目標に沿うもので、世界中の社員、顧客、そして業界アナリストからの意見を反映したという。

アギア システムズの社長兼CEOに任命されているジョン・ディクソン(John Dickson)氏は「わが社ではフォーカス・グループからの聞き取りやインタビューを行ない、成功を最も連想させる前向きな企業体質について調べた。そこで私達が最もよく耳にした特徴とは、業界のリーダーシップ(lead)、ダイナミックな市場へ向けイノベーションを率先して(drive)発揮する力、そしてユーザーのニーズに応えた迅速な行動(act)に対する高い評価であった。これらの特徴が新会社の核であり、私達が選んだ社名に反映されている」と述べている。

新会社のロゴは、社名の文字をデザインしたもの。硬い“g”の音は力強い印象を与え、ロゴの中心で特徴を示すデザインとなったとしている。新しいロゴの色は、業界で他の企業が一般的に使用する色をあえて避け、紫色したという。また、今年の始めにルーセントは、テキサス州オースティンを本拠地とするAgere社を買収し、マクロエレクトロニクスグループに同社のプログラマブルネットワークプロセッサーにおける技術が加わっているため、アギアはルーセントにとって新しい名前ではないとしている。

アギア システムズの集積回路部門は、無線、アクセス、ネットワーキング、およびコンピューティング用通信製品の設計、開発、製造を行なう一方、オプトエレクトロニクス部門は、長距離および短距離通信ネットワーク用の電子光学部品の設計、開発、製造を行なう。

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