ニフティ(株)は30日、地域の通信事業者と提携して、インターネット接続サービス“@nifty(アット・ニフティ)”において、ADSL回線を用いたブロードバンド接続サービスを本格展開すると発表した。今回提携する通信事業者は、イー・アクセス(株)、日本テレコム(株)、(株)四国情報通信ネットワーク、東北インテリジェント通信(株)、(株)TOKAIの5社。
同社では、7月にNTT東日本、8月にイー・アクセスと提携。ADSLを用いたインターネット接続サービスとして、一部の地域で“ADSLインターネット試験接続サービス”を、試験的に提供。今回、地域の通信事業者と提携し、サービスの提供地域を拡大する。@niftyの会員は、月額2000円の“無制限コース”のオプションとして、利用可能な通信事業者のADSLサービスを選択する。申し込みの受付開始時期は、イー・アクセスが12月5日、日本テレコムが2001年1月、四国情報通信ネットワーク、東北インテリジェント通信、TOKAIが2001年春の予定。
また、イー・アクセス(株)も同日、@niftyのブロードバンド接続サービス向けにADSL回線の提供を開始すると発表した。同社が提供するADSL回線の通信速度は、下り(受信)が640kbpsで、上り(送信)が320kbps。ADSL回線の料金は、初期費用が1万9500円(USBモデムタイプ)からで、月額料金が5000円(電話共用タイプ)。@niftyの無制限コースの料金を含めると、月額7000円でADSL回線を用いたインターネット接続が可能になる。また、同社は、USBタイプの初期費用を9800円にする“ADSL早期加入キャンペーン”を実施する。キャンペーン期間は、2001年1月31日まで。
