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マジック:ザ・ギャザリング オンラインプラス

マジック:ザ・ギャザリング オンラインプラス

2000年11月27日 16時53分更新

文● 中村聖司

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マジック:ザ・ギャザリング オンラインプラス

メディアクエスト

6800円

世界最大規模の遊技人口を誇るカードゲーム「Magic:The Gathering(MTG)」がPC上で手軽に楽しめる「マジック:ザ・ギャザリング オンラインプラス」は、'98年に発売された「オンラインエディション」と、その拡張キット「スペルズ・オブ・ジ・エンシェンツ」をひとまとめにしたもの。もちろん、完全日本語版だ。

マジック入門者に最適な1本

 収録されている基本カードセットは「第4版」を中心に、「アラビアンナイト」「アンティキティー」「レジェンド」「ザ・ダーク」といったエキスパンションセット、それから第4版以前の基本セット「アンリミテッド」「リバイズド」のカードも一部含まれ、使用できるカード総数は約650枚にもおよぶ。

デュエル中の画面。最初はPC版独特のインターフェイスにとまどうが、すぐに慣れるだろう。各フェイズごとに、クリック可能カードの名前の色が変わるので、初心者でもわかりやすい。

 ちなみに、現行のMTGの基本セットは「第6版(CLASSIC)」で、2000年10月に最新のエキスパンションセット「INVASION(インベイジョン)」が発売されたばかりだ。つまり、PC版に収録されているカード群はまったくの旧版なのだが、そもそもMTGの発売元Wizards of The Coastsは、最強パターンの殲滅を主目的とした新しいカードセットを定期的に出し続ける非常にマメな会社であるため、カードの古さはあまり深刻に考えなくてもいい。現行に比べて少しルールに違いはあるものの、現在では販売されていない(ユーザー同士のトレード流通のみ)エキスパンションセットをたっぷり混ぜて、贅沢な気分でデュエルが楽しめるのはPC版だけの特権だからだ。



最初から強力なデッキが60種類収録されているので、わざわざいちからデッキを組まなくてもすぐプレイできる。が、何度かプレイして、ルールが解り始めると自分で組みたくなってくるものなのですな。

 また、ムービーでわかりやすくルールを解説してくれる「チュートリアル」や、収録されているカード群からお好みのものを自由に引き抜いてデッキが組める「デッキ・ビルダー」が搭載されているのもPC版の魅力。デッキは、プロ大会('96~97)で優勝したデュエリストたちが組んだデッキを含む、60種類のデッキが収録されている。デュエル(対戦)モードは、ソロ(対コンピュータ)、ガントレット(勝ち抜き戦)、シールド・デッキ(トーナメント戦)、ネットワーク対戦(TCP/IP、LAN等)が用意されている。

 そのほか、「シャンダラー」と呼ばれる世界をデュエルで制覇していくファンタジーRPG仕立てのアドベンチャーモードも用意されている。MTGという名前に聞き覚えがある人ならぜひ試してみてほしい1本である。



デッキビルダー。ファンならこのモードでカードを眺めるだけでも満腹になれる。カード説明の文章には画像ではなく、フォントを使用した表記になっているため、非常に読みやすい。
開発元 MICRO PROSE
発売元 (株)マイピック(メディアクエスト)
対応OS Windows 95/98+DirectX 5a
CPU Pentium-120MHz以上
ビデオ 800×600ドット/256色
HDD 200MB以上
CD-ROM 4倍速以上(起動時必須)
マルチプレイ 1対1の通信対戦(DirectPlay対応)

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