米スリーコム社の日本法人であるスリーコム ジャパン(株)は17日、世界的なシェアを持つスリーコムのケーブル製品の日本における本格的な市場展開を図ると発表した。
対象となるケーブル製品は、CATV加入者宅に設置するケーブルモデムと、CATV局に設置するCMTS(Cable Modem Termination System)の2種類。
“HomeConnect” |
ケーブルモデムは家庭向けを意識した製品で、スリーコムがアメリカでADSLモデム、HPNA NIC、デジタルカメラなどで展開している“HomeConnect”ブランドを使用する。“ふかひれ”をイメージする流線型のケースが特徴で、5色のカラーバリエーションを用意する。そのうちスケルトンタイプは間接照明で、内部が浮かび上がるなど、インテリアとしての考慮もしたという。1台あたり最大15台のパソコンに接続できる。Macintoshにも対応する。価格はオープンプライス(予想販売価格は未定)。
CATV局用のCMTS『3Com Total Control 1000 Cable Modem Termination System』は、アメリカのCATV業界で高い評価を得ている『Total Control 1000』をハードウェアプラットフォームにしているという。価格は最小構成で450万円。
スリーコム ジャパンでは、これら製品をトーメンサイバービジネス(株)を通じて、CATVインターネットのトータルソリューションとして販売していくとしている。