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米HP、2000年度は36億9700万ドルの黒字

2000年11月14日 19時21分更新

文● 編集部

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日本ヒューレット・パッカード(株)の14日の発表によると、米ヒューレット・パッカード社は現地時間の13日、2000年度第4四半期(8月1日~10月31日)の業績、および2000年会計年度(1999年11月1日~2000年10月31日)の業績を発表した。

それによると、第4四半期の売上は133億ドル(約1兆4231億円)で、前年同期比17パーセント増となり、純利益は9億2200万ドル(約986億5400万円)、1株あたり利益は41セント(約44円)となった。なおこれには、投資や会社分割時の利益や損失、株価連動型報奨受給権やバランス取引の影響、リストラによる費用を含んでいない。
2000年会計年度の売上は487億8200万ドル(約5兆2196億7400万円)で、純利益は36億9700万ドル(約3955億7900万円)、1株あたり利益は1ドル80セント(約193円)となった。

マージンの圧縮、為替変動の影響、予想より高かった費用、ビジネス状況の混合などが利益性を圧縮したとしている。

同社のカーリー・フィオリーナ(Carly Fiorina)会長兼社長兼CEOは「我々は売上の成長が加速していることに満足している。しかしこの四半期における1株当たり利益の伸びの目標に届かなかったことは残念だ。これは我々が現在把握し、緊急に対策を講じているさまざまな問題点が複合したためで、私は目標に到達できなかったことに対して全ての責任がある」とコメントしている。

HPは同時に米PricewaterhouseCoopers社(PwC)とそのコンサルティングビジネスの買収の可能性についての交渉を打ち切ったことを発表した。

この点について同氏は「PwCのコンサルティングビジネスの買収について双方が受け入れられる合意に至ることができなかったことは残念だ。しかし、与えられた現在の市場環境において、我々の価値創造と従業員の維持という目的を継続できないと感じた。そしてこれ以上この買収を継続し組織内の混乱を招くことを望まない。我々は引き続きコンサルティング能力の積極的な成長を組織的にかつ買収の可能性を検討し、我々の目標達成のために向かう」とコメントしている。

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