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米ブロードコム、地上波HDTV用チップセットの供給を開始

2000年10月20日 17時17分更新

文● 編集部

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ブロードコム日本事務所の19日の発表によると、米ブロードコム社は現地時間の18日、米国地上波HDTV受信用のEnd-to-Endチップセット『BCM3510』を開発、サンプル供給を開始したと発表した。1万個出荷時の単価は2200円。

同社では、『BCM3510』を、2D/3Dグラフィックスサブシステムを組み合わせVSBレシーバーを開発するTVやセットボックスメーカーに供給していくとしている。また、サブシステムは'99年12月に発表したSet-Top-Box用シングルチップ『BCM7020』と『BCM3510』を組み合わせることで構成できるとしている。

『BCM3510』は、ATSC規格の1チップレシーバー。AGC付A/Dコンバーターを内蔵する。46μ秒のイコライザーやNTSC共通チャネル妨害除去用ノッチフィルターを搭載する。消費電力は1W以下。

『BCM7020』は、ビデオグラフィックスデコーダー。北米、欧州、日本のSDTVとHDTV規格をサポートする。マルチカメラアングルやPicture-in-Pictureの機能に適合する。北米ATSCフォーマット18種をすべてサポートする。アナログTVフォーマットをサポートするため、デジタルとアナログTV両方を継ぎ目なしで再生できる。

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