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アップル、『Mac OS X』のベータテスト版の配布を開始

2000年10月17日 16時36分更新

文● 編集部

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アップルコンピュータ(株)は17日、パーソナルコンピューター上で優れた日本語環境を実現するという、同社の次世代OSのプレビューバージョン『Mac OS X Public Beta』を21日から配布すると発表した。

これは、2001年前半にリリースが予定される『Mac OS X』の製品版に先立って提供されるベータテスト版。ユーザーに試用してもらい、そのフィードバックを得ることを目的としている。

同ベータ版は、21日午前10時から、同社のオンラインストア“Apple Store”において販売する。価格は3500円。新宿タカシマヤでも、21日と22日の2日間、直接販売を行なう。PowerPC G3およびG4プロセッサー、128MB以上のメモリーを搭載したすべてのMacintoshで利用できる(初代Power Book G3およびプロセッサーアップグレードカードはサポートされない)。

Mac OS Xは、2バイト環境におけるコンピューティングの課題を根本から見直し、日本語と漢字の豊かさや美しさを自由に表現できるOSとして設計されているという。日本語フォントはUnicodeに準拠した6書体を搭載。文字数は約1万7000文字まで拡張しようとしているという。これらの文字は、グラフィックスおよびフォントサポート機能により、解像度や出力機器の制限なく表示・印刷が可能という。

また、メモリー保護、プリエンプティブマルチタスク、インターネットおよび“Quartz(クオーツ)”グラフィックステクノロジー、新しいユーザーインターフェース“Aqua(アクア)”、オープンソースUNIXベースの基盤“Darwin(ダーウィン)”など、最先端のテクノロジーを採用しているという。

今回配布されるベータ版では、同社の新しいメールソフトや『QuickTime Player』、インターネット検索ツール『Sherlock』の最新版、マイクロソフト(株)の『Internet Explorer』のベータ版などのアプリケーションも提供する。

ベータ版についての詳細情報や使用にあたっての技術サポート、アプリケーションについての定期的なアップデートを、同社のウェブサイトで提供する。

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