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ヤマハ、16倍速書き込み対応の高速CD-R/RWドライブを発表

2000年10月06日 14時54分更新

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ヤマハ(株)は、16倍速の高速書き込みに対応したCD-R/RWドライブ『CRW2100』シリーズを発表した。内蔵ATAPIの『CRW200E-VK』と内蔵SCSIの『CRW2100S-VK』の2モデルを用意する。価格はオープンプライスで、実売価格は3万円台前半。SCSIモデルはATAPIモデルに比べ、2000円程度高価になる見込みだ。

CRW2100

CRW2100は、CD-R書き込み最大16倍速、CD-RW書き換え最大10倍速(※1)、CD-ROM読み出し最大40倍速(※2)のCD-R/RWドライブ。CD-R/RW書き込み時には、角速度一定のCAV方式と線速度一定のCLV方式を併用する“パーシャルCAV”を採用している。同機では内周部(半径の約1/5)で12~16倍速のCAV方式、外周部で16倍速固定のCLV方式を採用することで、振動を防止して、安定したCD-R書き込みができるようにした。また、CD-RWのパケットライト時では4~10倍速、CD-ROM読み取り時では16~40倍速のフルCAV方式を採用している。

※1 10倍速書き換えには“High Speed CD-RW”規格準拠のメディアが必要となる。

※2 音楽CDのデータも最大40倍速で抽出可能。

また、“バッファーアンダーランエラー”など、高速書き込みによって生じるエラーを防止するために、(1)書き込み前にテストを行ない、16/12/8倍の中から最駅な書き込み速度を設定、(2)レーザー光の位相干渉を減らすこと(Pure-Phase Laser System)で、ジッター発生率を約25%低減、(3)8MBの大容量バッファーの搭載、などの改良を行なったという。シークタイム160mSは従来機と同等。書き込みソフトには(株)ビー・エイチ・エー社の『B's Recorder GOLD』と『B's CLiP』を同梱する。

対応OSはWindows 95/98/Me/2000/NT4.0(SP3以降)で、同社の提示する推奨環境はPentiumII-300MHz、32MB(64MB以上推奨)メモリーなど。また、SCSIとIEEE1394インターフェースに対応した外付けモデルの出荷も年内をメドに予定しているという。

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