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セイコーエプソンと日本観光協会などが、観光分野における位置情報サービス実験を実施

2000年10月04日 17時21分更新

文● 編集部

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セイコーエプソン(株)、(株)ロケーション・エージェント、および(社)日本観光協会は2日、長野県と長崎県の参加を得て、観光分野での位置情報やコンテンツを提供するサービスの実証実験を行なうと発表した。実験期間は11月1日~12月4日までで、一般観光客を対象とした実験を長野県松本市で、また修学旅行生を対象とした実験を長崎県長崎市で実施する。

今回の実験は、セイコーエプソンとロケーション・エージェントが実験の企画および運営の中心となり、日本観光協会、長野県商工部観光課、(社)長野県観光連盟、長崎県商工労働部観光課、(株)カントリープレスがコンテンツを提供、(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモが通信網および通信機器を提供、松本市商工部観光温泉課、長崎市観光部観光宣伝課が実験運営のサポートを担当する。

実験ではGPS(Global Positioning System)機能の付いたDLP(Docomo Location Platform)対応小型情報携帯端末を観光客または修学旅行生に貸出し、この端末に対して、自分の位置のほか周辺の観光地や店舗情報をサーバーから提供する。修学旅行向けには、先生がグループ別に行動をしている生徒の最新の現在地を検索できるサービスを提供する。この実験を通じて旅行中のサービスの使用頻度や使用後の感想をアンケートに答えてもらうことにより、今後の成長が期待されているモバイルと位置情報が融合した新しいビジネスの観光分野での受容性を調査するとともに、観光分野におけるコンテンツのデジタル利用および位置情報ビジネスを実用化する予定としている。

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