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デジプリ、サーバー連動型のデジカメ画像セルフプリント端末発表

2000年09月26日 20時22分更新

文● 編集部 佐々木千之

インターネットサーバーを利用したデジタル画像の出力サービスやアルバムサービス事業を行なっている、デジプリ(株)(※1)は26日、カメラ量販店などの店頭に設置して、デジタルカメラの画像をユーザーが操作して出力させるセルフプリント端末の新製品として、インターネット接続機能を備えた『デジカメステーションII(仮称)』を発表した。

※1 デジプリは、ユーザーがデジタルカメラで撮影した画像をインターネット経由で送り、それをプリントして届けるというインターネットDPEサービスや、インターネット上の無料の写真アルバムサービス“デジプリ マイアルバム”サービスを展開している。マイアルバムの会員数は11万人。

『デジカメステーションII(仮称)』

デジプリは'97年からデジタルカメラ画像のセルフプリント端末『デジカメステーション』を、ヨドバシカメラやTSUTAYA、コンプマートといったデジタルカメラ量販店などの店頭に設置してきた。デジカメステーションはスマートメディアやコンパクトフラッシュスロットなどを備え、ユーザーの操作によってプリント画像を選択して出力する。出力は、内蔵の昇華型プリンター(300dpi)よる“クイックプリント”、またはデジカメステーションに接続したコニカ(株)の銀塩DPEシステム『コニカ デジタルミニラボQD-21』から銀塩プリントで出力するもの。デジカメステーションは現在までにOEMを含めて70台を出荷しているという。

デジカメステーションIIのメディアスロット部分。CD-RやZip、MOにも対応する。MMCやSDカードのスロットがないが、店頭でPCカードアダプターを提供することで対応するとしている

今回発表されたデジカメステーションIIでは、同社が展開するインターネットサービス“マイアルバム”との連動が可能となったことが最大のポイント。具体的にはデジカメステーションに挿入されたデジタルカメラの記録メディアから、マイアルバムに対して直接アップロードできるようにした。現在はアップロードにしか対応していないが、来年夏にはマイアルバムにある画像をダウンロードしてプリントオーダーできるようにするという。カラーディスプレーを備えた携帯電話に対し、マイアルバムに保管している画像を待ち受け画面としてダウンロードできるようにするとしている。

またインターネット関連以外の新機能として、デジタルカメラ画像から背景を除いた人物部分を切り出して、証明写真として出力するという“デジプリ証明写真サービス”が可能となった。内蔵の昇華型プリンターを使ったクイックプリントサービスでは、従来1枚あたり40秒ほどかかっていたものを18秒に高速化している。デジカメステーションをデジタルミニラボQD-21と組み合わせた“10分セルフDPEサービス”では、従来デジタルカメラのメディアからの出力しか行なえなかったが、新たにマイアルバムに保管してある画像からの出力が可能となった。画像の出力では、同社が独自に開発した自動画像補正機能によって、きれいなプリントが得られるとしている。プリントサービスの価格は未定だが、L判(89×127mm)1枚あたり40円程度を予定しているという。

専務取締役兼技術開発センター担当の青木康雄氏

そのほかハードウェア面では、従来のデジカメステーションでサポートしていたIrDAインターフェースや、カシオ製デジタルカメラ『QV-10』用のシリアルインターフェースを省くなどして約250万円だった価格を約150万円に抑えた。ソフトウェア面では、デジカメステーションがWindows 95上に1つの大きなアプリケーションを載せた形だったのに対して、同IIでは「OSをWindows 2000に変更し、アプリケーションも極力モジュール構造として、新しいハードウェアやフォーマットへの対応が迅速に行なえるようにした」(同社技術開発センター担当の青木専務)としている。

主な仕様は以下の通り

ディスプレー 14インチタッチパネル付きカラー液晶
対応メディア 3.5インチFDD、PCカードスロット(TYPE III)、コンパクトフラッシュスロット(TYPE II)、スマートメディアスロット(3.3V、5V)、メモリースティック、MO(640MB)、CD-ROM
プリンター 昇華型フルカラー(300dpi、1600万色。サイズはL判(89×127mm)とポストカード(102×152mm)。メーカーは未公開)
インターフェース TA内蔵またはEthernet
サイズおよび重量 幅450×奥行き600×高さ1300mm、約150kg

2003年度末までに2000台を普及させる

代表取締役社長の江端浩人氏によると「発売後2001年3月までに100台、2004年3月までに2000台を設置する。現在はカメラ店などの店頭中心だが、ゆくゆくは駅などの人が集まるところに設置していきたい。これまでメーカーやラボ主体であったDPE業界だが、デジカメの普及によるデジタル化によって流通やユーザーが主体となると考えている」と、デジカメステーションの普及にかける意気込みを述べた。

代表取締役社長の江端浩人氏

同社によれば、「デジカメステーションのユーザー利用比率では、20代と40~50代に山がある。特に若年層では、男女比率は男7に対して女3だが、キヤノンのIXY DIGITALの発売によって、女性比率が上昇しつつある。女性のほうがプリントしたいという欲求が高いようだ」という。デジカメステーションのようなキオスク端末が普及し、ユーザーが好みの画像だけど簡単に手早くプリントできるという状況が一般的となれば、スナップ写真などにおいては現在のレンズ付きフィルムの市場に、デジタルカメラが進出することも十分考えられる。

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