スイスのチューリッヒ・ライフ・インシュアランス・カンパニー・リミテッド(以下チューリッヒ生命)は14日、都内で記者発表会を開き、インターネットを通じてのみ申し込み可能な、月々98円からのがん保険『ぷちガン保険』を15日に発売すると発表した。
インターネットユーザーを狙ったがん保険
同製品は、月々98円(18～24歳男女“本人型”の場合)で、1cm程度の初期がんを含む、すべてのがんを保障するのが最大の特徴。発表会で、同製品の概要について説明した、同社日本における代表者の野上憲一氏は、「現在、40歳男性“本人型”のがん保険として月々980円からという商品を販売しているが、それよりもさらに若い世代にアピールしていく」と、ターゲットとする市場について言及した。98円からという価格については「保険外交員や電話オペレーターの人件費や、各種管理費を抑えられたため実現できた」としている。支払方法はクレジットカードのみ。同社のインターネット専用商品“eシリーズ”(心臓病保険、突然死保険など)と組み合わせた場合に限り、口座振替も利用できる。
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| 野上氏。「自分の保険は自分で選ぶという時代にマッチした商品」と、自信をのぞかせた。戦略的とも見える価格だが、これについては「赤字覚悟のキャンペーンではない。損はしない価格設定」と断言 |
保障は、初期～末期まですべてのがん。野上氏によると「入院給付金の支払い日数が無制限であるなど、入院や手術、通院といった際に、最低限必要となる基本的な保障を確保した」という。なお、支給される金額は以下の通り。
がんと診断された場合：30万円
がんで入院した場合：5000円/日
がん手術した場合：がんの種類により15～25万円/回
がんで20日以上入院したあと、退院した場合：3万円
がんで20日以上入院したあと、がんの治療で通院した場合：2500円/日
がんで死亡、もしくは高度障害状態になった場合：30万円
同社では、ぷちガン保険に合わせて、ウェブサイトをリニューアルする。また、同社はJ-フォン各社と提携。10月12日に、J-フォン各社の提供するインターネットサービス“J-SKY web”でチューリッヒ生命のコンテンツを開始し、同コンテンツから保険の申し込みができるようにする予定だ。また、健康や保険に関する情報も提供するという。
