(株)コンピュータ・ニュース社の市場調査部門であるBCN総研は1日、パソコン大手販売会社9社、288店舗の日次販売データを元に、'99年10月から2000年8月までの店頭市場におけるデスクトップ型パソコンとノート型パソコンの販売比率を発表した。
販売比率 |
発表によると、'99年10月にはデスクトップが56.6%、ノートが43.4%であった出荷台数の比率が、2000年2月の時点でデスクトップが2.7%減の53.9%、ノート型が2.7%増の46.1%となり、2000年7月の時点で、デスクトップが3.1%減の50.8%、ノートが3.1%増の49.2%と、ほぼ1対1の構成比率となった。同社は、ノート型の低価格化と高性能化が要因だとしている。
パソコン1台あたりの平均販売金額は、2000年2月は、デスクトップが16万8048円、ノートが24万42円であった。しかし8月には、デスクトップ型が3.7%減の16万1829円、ノート型は8.6%減の21万9249円と除々に価格差が縮まっている。
年末商戦では、各ハードメーカーがさらに高性能化と低価格化をはかったノート型パソコンを投入してくる。BCN総研ではデスクトップ型とノート型の構成比率が逆転する可能性が高いとみている。