富士ゼロックス(株)は、電源を切っても画面表示の消えないディスプレーを利用したドキュメント表示装置『電子ペーパー』を技術展示している。電子ペーパーは、紙のように手に持って文書を読めるディスプレー。PC上で作成した文書やホームページなどを電子ペーパーにプリントして利用する。ディスプレーには反射型液晶を採用し、紙に近い見やすさを追求しているという。
電子ペーパー。画面表示部分は取り外し可能 |
下のPCで作成した文書を、中央の専用装置を使って電子ペーパー(上)にプリントする |
こちらは文書を読むことに特化した文書表示装置。メモリーを内蔵しており、文書を読み込んで数ページにわたる文書を読むことが可能。ページ切り替えなどの操作は左部分のボタンで行なう |
日本アイ・ビー・エム(株)は、フルサイズキーボードのB5サイズノートPC『Think
Pad』を参考出展。CPUはモバイルCeleron-300MHzを採用し、SDRAMメモリーを標準64MB(最大192MB)、HDDを6.4GB搭載する。キーピッチは18mmで、10.4インチTFT液晶ディスプレーを装備し、56Kモデム(V.90/K56flex対応)を内蔵。厚さは26.6mmで、重量は1.31kg。出荷時期や価格は未定だが、製品自体の完成度は高く「近い時期に発表、出荷する」とのこと。
「打ちやすい」と来場者の反応も上々 |
キーボードに合わせて本体を設計したという |
日本IBMはほかにも電話とインターネット端末をひとつにした『ScreenPhone』などを参考出展している。ScreenPhoneは欧州で年内に発売される。日本での出荷等は未定 |
カシオ計算機(株)は、先日発表したペン入力型PC『CASSIOPEIA FIVAペンタイプ』を参考出展している。
CASSIOPEIA FIVA Pen Typeは、6.7型TFT液晶ディスプレー(解像度:800×600)を装備。対応OSはWindows
98で、展示モデルはメモリーを32MB、HDDを3.2GB搭載している。ネットワークにも対応予定。本体はA5サイズで、厚さが3cm、重量は約870g。正式製品は厚さ2.7mm程度になるという。8月下旬~9月に出荷予定。