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【ビジネスシヨウ'99レポート Vol.5】富士ゼロックス、紙のように手に持って文書を読めるディスプレー装置『電子ペーパー』を参考出展

1999年05月18日 00時00分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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富士ゼロックス(株)は、電源を切っても画面表示の消えないディスプレーを利用したドキュメント表示装置『電子ペーパー』を技術展示している。電子ペーパーは、紙のように手に持って文書を読めるディスプレー。PC上で作成した文書やホームページなどを電子ペーパーにプリントして利用する。ディスプレーには反射型液晶を採用し、紙に近い見やすさを追求しているという。

電子ペーパー。画面表示部分は取り外し可能
電子ペーパー。画面表示部分は取り外し可能



下のPCで作成した文書を、中央の専用装置を使って電子ペーパー(上)にプリントする
下のPCで作成した文書を、中央の専用装置を使って電子ペーパー(上)にプリントする



こちらは文書を読むことに特化した文書表示装置。メモリーを内蔵しており、文書を読み込んで数ページにわたる文書を読むことが可能。ページ切り替えなどの操作は左部分のボタンで行なう
こちらは文書を読むことに特化した文書表示装置。メモリーを内蔵しており、文書を読み込んで数ページにわたる文書を読むことが可能。ページ切り替えなどの操作は左部分のボタンで行なう



日本アイ・ビー・エム(株)は、フルサイズキーボードのB5サイズノートPC『Think Pad』を参考出展。CPUはモバイルCeleron-300MHzを採用し、SDRAMメモリーを標準64MB(最大192MB)、HDDを6.4GB搭載する。キーピッチは18mmで、10.4インチTFT液晶ディスプレーを装備し、56Kモデム(V.90/K56flex対応)を内蔵。厚さは26.6mmで、重量は1.31kg。出荷時期や価格は未定だが、製品自体の完成度は高く「近い時期に発表、出荷する」とのこと。

「打ちやすい」と来場者の反応も上々
「打ちやすい」と来場者の反応も上々



キーボードに合わせて本体を設計したという
キーボードに合わせて本体を設計したという



日本IBMはほかにも電話とインターネット端末をひとつにした『ScreenPhone』などを参考出展している。ScreenPhoneは欧州で年内に発売される。日本での出荷等は未定
日本IBMはほかにも電話とインターネット端末をひとつにした『ScreenPhone』などを参考出展している。ScreenPhoneは欧州で年内に発売される。日本での出荷等は未定



カシオ計算機(株)は、先日発表したペン入力型PC『CASSIOPEIA FIVAペンタイプ』を参考出展している。



CASSIOPEIA FIVA Pen Typeは、6.7型TFT液晶ディスプレー(解像度:800×600)を装備。対応OSはWindows 98で、展示モデルはメモリーを32MB、HDDを3.2GB搭載している。ネットワークにも対応予定。本体はA5サイズで、厚さが3cm、重量は約870g。正式製品は厚さ2.7mm程度になるという。8月下旬~9月に出荷予定。

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