沖電気工業(株)は、自動車内高速通信ネットワークの規格であるCAN Ver.2.0Bに準拠した1チップCANコントロールLSI『MSM9225』を開発、サンプル出荷を開始した。これは、自動車内において、エンジン、ABS、サスペンションなどの各ユニット間におけるデータのやりとりを高速に行なうためのチップ。これを利用することで、車載マイコンの負荷を減らすことができる。MSM9225の通信速度は最大1Mbps。1つのコマンドで、最大8バイトのデータを16個まで連続して自動送信できる。サンプル価格は800円。量産出荷時期は5月を予定している。