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ケーブル・アンド・ワイヤレス、世界1周無着陸飛行にハイテク熱気球で挑戦

1999年02月18日 00時00分更新

文● 報道局 西川ゆずこ

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 ケーブル・アンド・ワイヤレス・ジャパン(株)は、英本社がスポンサーのハイテク熱気球“ケーブル・アンド・ワイヤレス・バルーン”がスペイン南部のアルメリアから世界一周の無着陸飛行に旅立ったと発表した。気球は、ジェット気流に乗って最大高度約1万6000メートルの上空を15日から24日間かけて地球を一周する。

 このハイテクバルーン、どこがハイテクかというと、最新の通信機器を搭載していることである。この気球は、GPS、VHFラジオ、衛星携帯電話、飛行データ観測機、それにゴンドラ内部に設置された7台と外部に設置された5台のカメラ、データ送信システムなどの最先端の機材を活用して、地上と通信を行なえる。地上からは、飛行を支援するための情報を送ることが可能で、気球からは地上に向けてビデオ、画像、音声を含めたデータを地上に送れる。そして、これらのデータは、瞬時にアップデートされて“ケーブル・アンド・ワイヤレス・バルーン”ウェブに掲載される。

 このウェブでは、毎日送られてくる2分間のビデオによるパイロットの日誌、パイロットの目から見た気球内外の様子などが、アップデートされる。また、運が良ければ気球のクルーとチャットもできるようだ。

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