マクロメディア(株)は3月29日、オンライン教材制作・配信ソフト『Macromedia
Authorware 5 Attain』を発売する。企業や教育機関をターゲットとするもので、すでに(株)日本エアシステムや、エプソン販売(株)で、特殊技術の教育や営業支援ツールとして同シリーズが採用されている。
マクロメディア(株)社長の手嶋雅夫氏 |
同社社長の手嶋雅夫氏は、「『Macromedeia Authorware 5 Attain』の発表に際しまして、日本オラクル(株)からの賛同を得ました。今後、オラクルが提供するオンライン・トレーニングの分野において、マネージメントシステム上でこのソフトが動きます」と語っている。
今バージョンから採用されたナレッジオブジェクト機能は、“クイズ”“チェックボックス”など22種類の作業フローを用意し、ユーザーがウィザードメニューを利用して問題集などを制作するというもの。作業フローの任意開発も可能になっている。グラフィックに関しては今バージョンよりQuick
Time 3に対応し、Macromedia Flashムービーも読み込めるようになった。また、テキストのアンチエイリアス表示機能も追加されている。対応画像ファイル形式は、BMP/GIF/TIFなど13種類。
教材を使用するユーザーの進捗状況については、“ナレッジトラック機能”によりファイル単位・インタラクション単位で監視することができる。また、AICC国際標準規格に基づいたCMI専用の関数と変数が導入され、学習管理システムソフト『Macromedia
Pathware』と連携を図ることも可能。対応OSは、Windows 95/98/NT4.0。価格は29万8000円。教育機関向けに、割安なエデュケーションパックも用意されている。