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米IBMが、電波によるセキュリティー機能搭載のノートパソコンを発表

1999年01月28日 00時00分更新

文● 報道局 佐々木千之

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 米IBM社は27日(現地時間)、同社の持つ電波を使った資産追跡技術を組み合わせたセキュリティー機能『AssetID』を搭載したノートパソコンを発表した。

 新しいThinkPad 770Z/600EとAssetIDの組み合わせは、企業にこれまでにないレベルのセキュリティープロテクションを提供するという。このAssetIDは店舗などで万引き対策などですでに利用されている、RF(電波)IDタグとRFスキャナーの技術を応用したもので、高価でかつ簡単に持ち運べるノートパソコンとその貴重なデータを、会社から勝手に持ち出すことを防止するのに有効なもの。

 例えば認証操作をされないままのノートパソコンを持って、RFセンサーのあるドアなどを通り抜けようとすると、AssetID機能が働いて、そのノートパソコンに自動的にパスワードロックがかかるというしくみ。

 また、米IBM社は同時に『Smart Card Security Kit』の出荷を開始した。これはPCカード型のスマートカードリーダーをノートパソコンのPCカードスロットにさして利用する。ユーザーはパソコンを使うときにはスマートカードリーダーに自分のスマートカードを差し、使わないときには引き抜くというシンプルなもの。スマートカードが差さっていないときには、パソコンの操作はできなくなる。価格は199ドル(約2万3000円)。

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