マイクロソフト(株)は、米マイクロソフト社が11日(現地時間)に、『Microsoft
BackOffice Small Business Server4.5(英語版)』(以下SBS4.5)のベータ版配布を開始したことを発表した。同製品は西暦2000年問題に関する同社の基準に対応した製品になるという。同時に、SBS4.0を利用するすべてのユーザーに対し、SBS4.5への無償アップグレードサービスを提供すると発表した。
この製品は、統合サーバーアプリケーションプラットフォーム『Microsoft
BackOffice』ファミリー製品のなかでも特に小規模オフィス向けと位置づけられる統合ビジネスサーバー。同社製のWebサーバー『Microsoft
Internet Information Server』、データベース管理システム『Microsoft SQL
Server 7.0』などから構成される。
SBS4.5が現行製品から改善・追加された機能は以下のとおり
・西暦2000年問題に完全対応
・セットアップエンジンを改良
各アプリケーションをインストールするディレクトリを指定できるなど、セットアップエンジンのカスタマイズ機能を強化
・“サーバステータスツール”を追加
サーバーのステータスやログリポートを電子メールやFAXで配信するツール
・“SBSインターネット接続ウィザード”を追加
ユーザーがサービスプロバイダー経由にADSL(Asymmetric Digital
Subscriber Line:非対称デジタル加入者回線)、ケーブルモデム、ISDNなどを利用して、インタネット接続を支援するウィザード
・クライアントワークステーションの接続可能台数を25台から50台に拡張
・同社『Microsoft Office 2000』との統合
このベータ版配布は、ソリューションプロバイダーを対象に行なわれる。システムの構築や運営を通じて、エンドユーザーの問題解決を図るソリューションプロバイダーに利用させることで、新機能やインターネット接続など製品の売りとなる機能の検証を勧めるのが目的。また、ソリューションプロバイダー向けの技術情報は“Microsoft
Direct Accessセミナー”(無料)に参加することで入手できる。