アビッドジャパン(株)と日本アイ・ビー・エム(株)は、PCワークステーションによる映像処理システムの分野で提携したと発表した。
アビッドジャパンは、映画制作などハイエンドのビデオ制作システム『Xpress
for Windows NT』と、非圧縮総合映像編集システム『Symphony』のハードウェアプラットフォームを、Windows
NT対応版に関しては、IBMのワークステーション『IntelliStation』に統一する。IBMのマシンに、アビッドが同社のフィッティングセンターでシステムを組み込んだ後、代理店におろす。一方IBMは、『Symphony』のSIビジネスの展開をするとしている。
アビッドジャパンは、同社の映画制作などハイエンドビデオ制作システム『Xpress
for Windows NT』、非圧縮総合映像編集システム『Symphony』のハードウェアプラットフォームは、Windows
NT対応版に関し、今後IBMの『IntelliStation』シリーズに統一。IBMがマシン製造し、アビッドジャパンがフィッティングセンターでシステムを組み込んだ後、代理店におろす。また、IBMは取引先の企業に『Symphony』のSIビジネスの展開をすることを計画している。
アビッドジャパン代表取締役社長、村野雄一氏 |
アビッドジャパン代表取締役社長、村野雄一氏は「アビッドジャパンが提供するソリューションは、デジタルノンリニア編集の分野全体で35パーセント、3Dアニメーションツールの分野で90パーセント以上のシェアを誇ります。近年、プラットフォームをMacintoshからWindows
NTに拡大を図っており、IBMとの提携により相乗効果を狙います」と述べた。
『SOFTIMAGE|3D on IntelliStation』 |
アビッドのシステムが搭載されたIBMのモデルは、'98年春ラスベガスの映像関連展示会およびコンファレンス“NAB”で発表された。国内では今秋、ハイエンド3DCGソフト『SOFTIMAGE
3D』搭載の『SOFTIMAGE|3D on IntelliStation』、『Symphony』を搭載した『Avid
Symphiny on IntelliStation』が発売されている。価格は『IntelliStation M pro』モデル6889-44Jが118万円、『IntelliStation
Z pro』モデル6865-25Jが148万円。
『SOFTIMAGE|3D』はマイクロソフトの100%子会社ソフトイマージの製品であったが、米アビッド・テクノロジー社は昨年これを買収した。